「全て対応、本当に超高速」――KDDI田中社長、iPhone 5自信の「本命」宣言

» 2012年09月21日 11時36分 公開
[山田祐介,ITmedia]
photo イベント参加者とともに発売を祝うKDDI田中孝司社長

 「auのiPhone本命だよね。そんな風に思ってます」――。

 KDDIは9月21日、原宿のKDDIデザイニングスタジオでiPhone 5の発売イベントを開催した。同社の田中孝司社長は、昨年のiPhone 4S発売時に一部機能への対応が間に合わなかったことを振り返りつつ、iPhone 5は「入っている機能に最初から全て対応し、最高の品質でお届けしている」とコメント。場所によっては実測で下り50Mbps以上も記録するLTEサービスへの対応もアピールし、「いろんなところで測定してもらえれば」と自信をのぞかせた。また、同じくiPhone 5を販売するソフトバンクモバイルに対し、テザリング対応などで先行していることも強調。「去年は出遅れたが、今年の春に追いつき、今回は追い抜いた」と自身の思いを語った。

iPhoneへの「チューニング」に自信

photo iPhone 5

 iPhone 5を手に入れようと並ぶイベント参加者に特製Tシャツをプレゼントし、イベント中にはiPhone販売で好例の“スタッフとのハイタッチ”演出。KDDIは今回、周到な準備の下でiPhone発売にのぞんでいる。田中氏によれば予約数は「去年に比べて相当多い」ようで、ソフトバンクからの番号ポータビリティによる転入も多いという。初めてiPhoneを取り扱った昨年は、「最初だということもあって、一部の機能が間に合わず、孫さん(ソフトバンク 孫正義社長)にも揶揄(やゆ)された」が、その後「急速にキャッチアップ」し、「春には足らない機能がないところまで追いついた」という考えだ。「でも、僕らが目指す世界はもっとすばらしいもの。そこまでチューニングしろと技術陣に指示した。そうした部分が今日発表できる」(田中氏)


photophoto イベントには田中社長に加え、同社のCMなどに出演する剛力彩芽さんも登場。早朝から並んだ最初のau版iPhone 5ユーザーに、端末とiPhoneケースを二人から手渡しした(写真=左)。イベントでは参加者とスタッフがハイタッチするシーンも(写真=右)

 iPhone 5の各種機能には「最初から対応」(田中氏)。さらに、ライバルのソフトバンク版は来年1月からの提供となるテザリング機能も発売時から解放する。また、端末待機時の電力消費をより抑えられる高速CSホールバック技術などで「バッテリーの持ちが良くなった」(田中氏)ことや、「au Wi-Fi SPOT」の9割がiPhone 5から対応した5GHz帯のWi-Fiネットワークを利用できることなども、同社の強みとしてアピールした。

 同日から提供を開始した同社の次世代高速通信サービス「4G LTE」で、高速なデータ通信が利用できることもiPhone 5のポイントだ。サービスエリアについては、「都心部、結構できてます」(田中氏)。下り最大75Mbpsに対応し、イベント会場に展示しているiPhone 5は実測で50Mbps以上を記録していた。「それほどまで、iPhone 5に我々のネットワークをチューンできている」(田中氏)。また、既存の3Gに関しても下り最大9.2MbpsのEVDO MC-RevAにiPhone 5が対応したことで、従来より高速な通信が期待できるという。


photo 4G LTEのサービスエリアであるKDDIデザイニングスタジオでは、実測で下り50Mbps以上を記録

 さらに、スマートフォン向けコンテンツサービス「au スマートパス」の提供範囲をiPhoneにも広げることもアナウンスされた。Webベースでサービスを提供することで、iPhoneでの利用も可能になる。「年末に向かっていろいろなことが起こるので、楽しみにしてほしい」と田中氏は話し、同サービスをキャリア独自の付加価値として訴求していく姿勢を見せた。iPhoneユーザーに対しては月額390円の利用料金を12月末まで無料にするキャンペーンを展開し、加入者増加に弾みをつけたい考えだ。


photophotophoto 車掌コスチュームでauへの乗り換えをアピールする剛力さん


 「最初は(ソフトバンクに)出遅れた」ものの、KDDIは発売以来iPhone対応に「強い思いでやってきた」と田中氏。au版iPhone 5を「史上最高のiPhoneと最強のスマートネットワーク」の組み合わせだと話し、「史上最高のiPhoneライフ」が楽しめるとうたう。「auのiPhone本命だよね。そんな風に思ってます」(田中氏)

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