KDDI 代表取締役社長の田中孝司氏が、決算会見の席上で10月の番号ポータビリティの数字に言及した。それによると、iPhone 5の投入効果は続いており、現時点で転入の数は9月の実績に迫る10万近くに達しているという。「足元でも10万直前まで来ている。10万は確実に行くだろう」(田中氏)
MNPの数字が好調な理由について田中氏は、「利用者は総合力を見てauを選んでいると思う」と説明。具体的には、固定サービスとのセット契約でスマートフォンの月額利用料が安くなる「スマートバリュー」、定額のアプリ取り放題サービスが人気を博している「スマートパス」といった3M戦略が浸透していることや、テザリング対応、バッテリーの持ちのよさなどで、ソフトバンクモバイルに比べて勝っているiPhone 5の機能面の優位性が奏功していると分析した。
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