急増するモバイルデータトラフィック、2018年には12倍に――Ericsson調べ:調査リポート

» 2012年11月22日 17時16分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 Ericssonは11月21日、ブラジル・サンパウロで開催したイベント「Ericsson Business Innovation Forum 2012」で、最新のモバイル利用動向レポート「Ericsson Mobility Report」を発表した。2012年第3四半期(7月〜9月期)の世界のデータトラフィックは、前年同期比で2倍に増加している。

 Ericsson Mobility Reportは、同社が半期に1回発表するモバイル利用動向調査のリポートで、これまで「Ericsson Traffic and Market Report」として公開されていたもの。今回で第3回目となる。

 第3四半期の世界のモバイルデータトラフィックは、前年同期比でほぼ倍増している。データの伸びを牽引しているのはスマートフォンで、第3四半期に販売された携帯電話のうち約4割がスマートフォンだったという。Ericssonでは今後もこのトレンドが続くとみており、2012年から2018年までの間で、データトラフィックは12倍に拡大すると予想している。

 データトラフィックは2009年第4四半期に音声を逆転しており、2011年第1四半期には音声の倍になっている。動画利用の増加がデータトラフィックの成長要因となっており、スマートフォンのトラフィックの4分の1(25%)以上を動画が占めているという。

Photo データトラフィックの推移。データトラフィック(赤)は音声(オレンジ)を上回り、急増している

 2012年第3四半期のモバイルサービスの契約数は64億人で、前年同期比で9%増加。普及率は91%に達している。契約数も増加傾向が続き、2012年末には66億件に、2018年には93億件になると予想している(マシン間通信は含まず)。

 通信技術規格別の普及の見込みについては、2018年時点で最も多いのはWCDMA/HSPAの3G規格を利用した通信で、LTEはGSM/EDGEの2Gに次ぐ3位につけている。LTEの契約数は契約数は16億件が見込まれ、これは2012年末時点(5500万件)の約30倍にあたる。EricssonによるとLTEは、モバイル通信史上で最もネットワークの構築ペースが速い技術で、2012年の時点で4億5500万人をカバーしているという。2018年には、人口カバー率は世界の人口の半分以上に達するとみている。

Photo LTEは急ピッチで拡大。2018年の人口カバー率は50%に達する見込みだ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月13日 更新
  1. スマホの「実質価格」高騰の恐れ、iPhone 18 Proは2倍高く? 総務省の残価設定ルール厳格化は“誰のため”か (2026年10月10日)
  2. ダイソーで1100円の「GaN USB充電器」は折り畳みプラグで外出用に持ち歩きやすい 45W出力対応でPCでも使える (2026年10月10日)
  3. 個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド (2026年10月12日)
  4. 楽天モバイル、KDDIローミングが大幅に縮小――ユーザーに対する説明責任はないのか (2026年10月11日)
  5. ダイソーで1100円のノイキャンイヤフォン「TWS009」を試す 騒音カットの効果は実感も電池持ちに課題か (2026年10月09日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 資産3000万円以上が対象 MUFG「エムット」最上位サービスと“年会費無料”アメックス・プラチナの魅力とは (2026年10月08日)
  8. 10月1日から楽天モバイルの「au 4G LTEエリアローミング」が縮小も意外と残っている件 (2026年10月10日)
  9. NTTドコモ、新幹線ホームでの動画視聴を快適に JR名古屋駅の通信品質、どう改善? (2026年10月12日)
  10. 【ワークマン】4900円の「アーバンライトバックパック」 豊富なポケットやナスカン&バックル付き (2026年10月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー