京都北部に4MWのメガソーラー、織物組合から土地を借り受ける自然エネルギー

九州地方を中心に自社のメガソーラーを展開する多摩川ホールディンスグが、6カ所目を京都市北部の京丹後市に立ち上げる。出力は4MWだ。

» 2013年09月10日 07時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]
図1 京丹後市とメガソーラーの位置

 大規模太陽光発電所に取り組む多摩川ホールディングスは、6カ所目の太陽光発電所を京都府北部の京丹後市に建設する。

 同社は2012年9月に山口県下関市(1.5MW)へのメガソーラーの建設を決め、2013年6月に完成。長崎県五島市に2カ所(1.9MWと6MW)、福岡県宮若市(1.9MW)や長崎県南島原市(1MW)でもメガソーラーを計画中だ。

 京丹後市に建設する「京丹後太陽光発電所」(京丹後市大宮町)の直流出力は4MW(交流出力は3.35MW)。「出力が2MWを超えると特別高圧用の施設が必要になり、コストアップ要因となる。そこで、A地区、B地区に等分した形で設置する」(多摩川ホールディングス)。

 同社の子会社が建設予定地(4万7062m2)を丹後織物工業組合から21年間賃借する契約を結び、外部の企業と建設、運営に関する契約を締結した段階だ。現状はさら地である。2013年9月に着工し、2014年3月末に発電を開始する予定だ。総投資額は約12億円(税込み)。

 完成後は固定価格買取制度(FIT)を利用して、42円/kWhで売電する。売電収入は年間約1億7000万円を予定する。

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