「環境未来島」を目指す淡路島で10MWのメガソーラーを建設太陽光

風力および太陽光発電事業を展開するユーラスエナジーグループは兵庫県淡路市でメガソーラー「ユーラス北淡路ソーラーパーク」の建設を進めている。

» 2016年02月25日 13時00分 公開
[長町基スマートジャパン]

 メガソーラー「ユーラス北淡路ソーラーパーク」は淡路市小倉の土砂採取事業跡地の約23ヘクタールの土地に、京セラ製の太陽光パネル(多結晶シリコン)を約5万1000枚設置して発電を行う。同グループとしてはユーラス津名東ソーラーパーク(3万3500キロワット)に続く淡路島内で2カ所目の大規模太陽発電所となる。総出力は交流1万500キロワット。直流1万3776キロワット。営業開始は2017年7月を予定している。同市の総世帯数の約2割に相当する一般家庭4000世帯分の電力を供給する(図1)。

photo 図1 ユーラス北淡路ソーラーパークの完成予想図 出典:ユーラスエナジーグループ

 なお、兵庫県および淡路市・洲本市・南あわじ市は持続可能な地域づくりを目指す「あわじ環境未来島構想」について国から地域活性化総合特区の指定を受けている。

 ユーラスエナジーホールディングは豊田通商と東京電力との共同出資会社で、エネルギー供給と環境負荷低減を両立するという社会的ニーズへの対応を目指して日本および米国・欧州の3地域を中心に多数の太陽光・風力発電所の開発、工事、運営を行っている。現在、国内では、風力発電所がユーラス苫前ウインドファームなど27カ所、太陽光発電所ではユーラス白糠ソーラーパークなど7カ所が稼働中。また、ユーラス伊達黄金ウインドファームと今回のユーラス北淡路ソーラーパークとユーラス福島川内ソーラーパークの建設を進めている。

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