国際航業は佐賀県唐津市で運営している太陽光発電所「佐賀・厳木(きゅうらぎ)ソーラーウェイ」の増設工事を実施した。これにより出力規模がメガワット級の発電所となり、年間210世帯分の電力を発電する見込みだ。
日本アジアグループ傘下の国際航業は2016年9月2日、佐賀県唐津市に建設した太陽光発電所「佐賀・厳木(きゅうらぎ)ソーラーウェイ」の増設工事が完了したと発表した(図1)。
同発電所は唐津市厳木町地内の土地を活用した太陽光発電所で、2014年7月から着工し、2016年2月に一度完成している。当時の発電出力は665kW(キロワット)で、年間発電量は一般家庭190世帯分を見込んでいた。
今回、新たに隣接する土地に太陽光パネルを追加し、発電所全体の出力を増強した。増設工事により発電所の出力は約1.58倍の1053kW、年間発電量は一般家庭の約210世帯分にまで増える見込だ。なお、パネルは全て東芝製で、EPCは九電工が担当した。発電した電力は全て九州電力に売電する。
また同発電所は地域経済への貢献にも活用するとしている。具体的には除草、維持管理などの一部を地元企業に委託し、環境教育なども実施することで地域の街づくりに寄与する計画だ。
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