拡大する太陽光O&M需要に対応、サンテックが船井サービスと提携:太陽光
2017年4月から施行された改正FIT法によって、今後のニーズ増加が見込まれている太陽光発電のメンテナンスサービス。サンテックパワージャパンは船井サービスと業務提携を行い、国内のアフターサービス拠点の強化を図ると発表した。
サンテックパワージャパン(以下、サンテック)は住宅および産業用太陽光発電システムのアフターサポートに関して、船井サービスと業務提携を行ったと発表した。2017年4月から改正FIT法が施行され、太陽光発電所の運用保守(O&M)ニーズが拡大していることを受け、日本国内のアフターサービス拠点の拡充を図る狙い。
サンテックは1980年代はじめから太陽光モジュールの販売およびシステム開発を行っており、住宅向けの太陽光発電システムから大規模メガソーラー向けのメンテナンス事業も展開している。
2017年4月に施行された改正FIT法により、太陽光発電設備の保守点検や維持管理業務を行うことが義務化された。それに伴い今後、全国で運用保守などの太陽光発電に関するメンテナンスサービスのニーズは高まる見込みだ。
船井サービスは船井電機の100%子会社で、生活家電などのアフターサービス、LED照明・空調機器などの施工を手掛けており、太陽光設備のメンテナンスサービスも展開している。今回のサンテックとの業務提携により、今後はサンテックパワージャパンが販売した産業用および住宅用太陽光発電システムのアフターサービスを行う。
サンテックは今回の業務提携により、同社の日本国内におけるアフターサービス拠点数は44カ所増え、従来の116カ所から160カ所になったとしている。
サンテックの国内のサービス拠点 出典:サンテック
太陽光発電に大影響、改正FIT法はどれほど理解されているのか
スマートジャパン編集部では太陽光発電に関わる事業者を対象に、2017年4月から施行された改正FIT法に関する読者調査を実施。今後の事業に大きな影響を与える改正FIT法についての理解度や、事業者側の抱く印象について調査した。
「日本のコストは高すぎる」総合ソリューションに勝機見いだすサンテック
サンテックパワージャパンは、事業戦略説明会を開催し太陽光発電設備の単体ビジネスから総合エネルギーソリューション企業へと業容を拡大させることを発表した。新たにドイツのメテオコントロール社の遠隔監視システムの取り扱いを開始。まずは総合システムとして太陽光発電のコスト低減を目指す。
10.1MWメガソーラーのO&Mサービス、サンテック受注
サンテックパワージャパンは、LIXILが開発した2つのメガソーラーのO&M(運用・保守)サービスを受注したと発表した。累計19MWのO&Mサービスを提供していることとなる。
太陽光発電、“FIT押し”から「O&M」へ
2015年7月29〜31日の3日間、東京ビッグサイトで開催された太陽光発電関連の展示会「PVJapan2015」では、太陽光発電の監視・保守ソリューションサービスが注目を浴びた。各社の出展内容を紹介する。
発電量を20年間維持できるのか、ニーズ高まる太陽光発電の運用保守
固定買取価格制度(FIT)が始まってから、日本各地にメガソーラーの建設が相次いだ。これに伴い発電設備の安定的な運用の保守(O&M)に関するニーズが高まってきている。FITを利用すれば約20年にわたって発電を続けることになるからだ。サンテックパワージャパンこうした市場動向を受け2016年3月からメガソーラーのO&M事業を本格的に展開する。
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