フジクラは同社のグループ会社が運営する「福井工場」の使用電力が、100%再生可能エネルギーになったと発表。年間712.5トンのCO2排出量削減効果を見込んでいる。
フジクラは、同社グループのフジクラ・ダイヤケーブル(FDC)が運営する「福井工場」(福井市)の使用電力が、再生可能エネルギー100%になったと発表した。年間712.5トンのCO2排出量削減効果を見込んでいる。
フジクラグループは2016年には「フジクラグループ環境長期ビジョン2050」を策定し、CO2排出量の削減など、環境負荷の低減に向けた取り組みを推進している。
同ビジョンでは、2050年の未来を見据え、環境負荷の最少化に向け、「2050年までに工場のCO2排出総量ゼロ」「工場の水使用の最小化と排水管理」「工場における人と自然の共生」「資源の有効活用と資源循環」の4つを柱に掲げる。
工場のCO2排出総量ゼロに向けては、製品の環境性能向上、再生可能エネルギーの活用、水素エネルギー活用を3本の柱とした活動を推進中だ。今回の取り組みはその一環となる。
なお、既にフジクラ本社ビル(東京都江東区)の使用電力は再生可能エネルギー100%を達成している。FDCは、2005年にフジクラと三菱電線工業の合弁会社(株主構成フジクラ70%、三菱電線工業30%)として設立。使用電力が再生可能エネルギー100%となった同福井工場では同軸ケーブル、同軸コネクタ、漏えい同軸ケーブルなどを製造する。
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