ネクストエナジーがサングロウと提携、産業用蓄電システムを共同開発蓄電・発電機器

ネクストエナジー・アンド・リソースは、中国のサングロウ・パワー・サプライ社と産業用蓄電システムの共同開発・販売に関する調印式を11月6日に行ったと発表した。

» 2019年12月11日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 ネクストエナジー・アンド・リソースは2019年11月22日、中国のサングロウ・パワー・サプライ社と産業用蓄電システムの共同開発および販売に関する調印式を同年11月6日に行ったと発表した。

 サングロウ社は、1997年に設立されたインバーターメーカーで、2019年6月末時点で、世界中で87GW(ギガワット)の導入実績がある。インバーターだけでなく、60カ国を超える地域における蓄電池の導入実績も持つ。

 ネクストエナジー・アンド・リソースは、分散型エネルギーシステムの構築に向けた太陽光発電の普及のために、競争力のある蓄電池の開発が必要不可欠であると考えているという。そのため、2020年内の発売を目指し、産業用蓄電システムの開発をはじめた。2019年7月には、世界トップのリチウムイオン蓄電池セルメーカーである中国のコンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー(CATL)社と業務提携をした。今回のサングロウ社との提携により、開発中の産業用蓄電システムにおいて、高品質かつ競争力のあるパワーコンディショナーを採用することが可能となったとしている。

 また同社は、自家消費型の太陽光発電システムの普及が期待される中で、太陽光発電システムと蓄電システムを組み合わせた普及を推進するべく「第三者所有(TPO)モデル」の構築を目指し、国内エネルギー事業者との業務提携を推し進めている。

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