アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)のもと、エネルギートランジションのロードマップ策定支援や、脱炭素技術に関する人材育成、日本発の省エネ・脱炭素機器導入拡大に資する標準などの制度設計等に取り組む。また、トランジションファイナンスのアジア展開に向けて、金融機関に技術的知見を提供する「技術リスト(Technology List and Perspectives for Transition Finance in Asia」の改定作業を進める。
欧州や米国では、グリーンな産業に対する補助金や税額控除といった金銭的支援策を講じているが、インフレによる開発費の増大や化石燃料価格の低下により、域内におけるグリーンな製品の市場停滞も生じている。
脱炭素と経済成長の両立を図るため、エネルギー多消費産業の海外流出防止を念頭に、GX×DXなどによる技術革新を進展させ、海外との相対的なエネルギー価格差を縮小させる。また、GX製品を含む日本の高付加価値製品による海外市場開拓を加速させる。これらを踏まえ、2040年を見据えたエネルギー需給構造の検討を進める。
従来以上に、エネルギーの将来戦略が国力を左右する時代であるとの認識のもと、GXの加速が求められる。
GX経済移行債を活用した予算支援については、国による複数年コミット(国庫債務負担行為等)を基本とし、総額1.6兆円規模(令和7年度:1.2兆円規模)の投資促進策とする。
2023年12月に取りまとめられた「分野別投資戦略」を踏まえ、継続事業を着実に実施するとともに、新規事業等については、GX2040ビジョンの検討と一体的に、専門家WGで具体化を進める予定である。
「エネルギー基本計画」の改定が始動、エネルギー安全保障とGX実現へ――再エネ・原発の行方は?
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日本の太陽光・風力発電の導入ポテンシャルは? 新たな試算結果が公表Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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