利用者のIPアドレスを判定して日本向けの表示内容に切り替えている海外のWebサイトを、現地の表示内容のまま見たい場合、スクリーンショットをオンラインで取得するサービスや、ブラウザごとの表示の違いをオンラインで確認できるWebサービスを使ってみるとよい。
Webサイトの中には、利用者のUserAgentやIPアドレスなどを判定して、適切な表示内容に切り替えているページがある。代表的なのはPC用とスマートフォン用の切り替えだが、そのほかにも海外のサイトで、国別にページの言語や内容を切り替えて表示している場合がある。
後者のようなケースで変換前のページを一時的に確認したい場合、プロキシサーバを経由して表示するのが一般的だ。インターネットオプションから設定したり、フリーソフトを使って切り替えたり、またGoogle Chromeであれば一時的にプロキシを切り替える機能拡張「Switchy」などを使う方法もあるが、ほんの1ページを見るためだけに設定するには手間も掛かる。
こんな時に知っておくと便利なのが、スクリーンショットをオンラインで取得するサービスや、ブラウザごとの表示の違いをオンラインで確認できるWebサービスを用いる方法だ。
海外のサーバで運営しているこれらのサービスを使って目的のWebサイトにアクセスすれば、そのサーバの所在地からアクセスしたことになり、IPアドレスによる判定で表示を切り替えているWebサイトであっても、現地向けの内容で見られるというわけだ。
例えばブラウザのクロスチェックサービス「browserling」であれば、トップページのフォームにURLを入力して「run」を入力するだけで、指定ブラウザでWebページを表示した状態をエミュレートしてくれるので、日本国内から見られないWebページでも現地向けの内容のまま表示できる。同種のサービスや、ページ全体を返還するジェネレータ系のサービスでも原理的には同じことができるはずなので、知っておくと何かの時に役立つだろう。
サービス名 | 提供元 | 利用料 |
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browserling | Browserling | 無料 |
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