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» 2014年10月08日 18時30分 UPDATE

クレハ、PC向けアプリをノンカスタマイズでモバイル利用する環境を構築

電子稟議や人事管理など既存の社内業務システムをリモートアクセスでモバイル端末から利用できる環境を整備している。

[ITmedia]

 クレハはタブレット端末やリモートアクセスを活用してワークスタイルの変革に取り組んでいる。構築した新しいリモートアクセス環境ではPC向けに作られたWebアプリケーションをカスタマイズすることなく、タブレットで忠実に表示・操作できる点が特徴だ。この構築を支援した富士通が10月8日に発表している。

 クレハの新システムでは富士通の「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICSII ユニバーサルコネクト アプリケーションブリッジサービス」が採用された。同サービスは、富士通のデータセンター内にある「仮想Internet Explorer」で表示した画面を、VPN接続したスマートデバイス内の専用アプリケーションへ動画像として転送し、表示/遠隔操作する。

 このサービスを活用することでクレハは、既存の業務システムをどのデバイスからでも安全に利用できる環境を短期間に整備した。現在は同社の役員および幹部社員数十人が、移動時や出張先からでもタブレットで各種申請内容の確認・承認を行っている。

 クレハでは約10年前から営業部門を中心に外出先でのモバイルノートPC活用やスマートフォンでの社内メール・予定表の確認など、モバイル活用によるワークスタイル変革を積極的に推進してきた。しかし、システム面ではInternet Explorer対応のPC向けWebアプリケーションを、PCとは異なるWebブラウザを搭載したタブレットで利用するためにアプリケーションの改修が必要だった。開発や動作検証の工数・費用、OSのバージョンアップごとに発生する継続的なカスタマイズおよびセキュリテイ対応などの点が障壁となり、実現の難易度は高かったという。

fujitsu1008.jpg システム概要図

 仮想のInternet Explorerで表示したクレハのWebアプリケーションの画面をタブレットで表示する仕組みには、「Viewer for FENICS」を使う。このアプリケーションは、ActiveXなどの各種プラグインに対応し、既存のWebアプリケーションを全く改修せずにそのままスマートデバイスで活用でき、ExcelやPowerPointなどのドキュメントファイルの閲覧できる。画面転送には、富士通研究所が開発した高速表示技術「RVEC」が採用された。

 クレハでは今後、新環境の利用範囲を広げていく予定だ。

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