史上最高の昼寝ディルバート(556)

ボスの前でとった「ある行動」のおかげで、ウォーリーはまんまと得したようで……。

» 2018年05月31日 08時00分 公開

勇気ある従業員賞はウォーリーに与えられる


警報が誤作動した時、ウォーリーが他の避難者と一緒ではなかったことに気がついた


彼はみんなが避難するのを見届けるために残ったのだ


少なくとも後に彼からそう聞かされた


ウォーリー、皆に励ましの言葉はないか?


君たちの多くは臆病者だ。勇気をたたえられるだけで、報奨金も何も出ない賞をもらった俺の気持ちを考えてみて


ここで、君たちに代わって俺が発揮した自己犠牲の勇気にどうお礼ができるか考えてほしい


非常ベルの間ずっと寝てたの?

今までで最も生産的な昼寝だった


  


 まぁ、ウォーリーのことだからそんなことだろうと思いましたが、ボスはまんまとだまされたようで。

 ウォーリーが勇敢であるかどうかは別にして、ここでは勇気や勇敢さに関する表現をご紹介しましょう。“screw up one's courage”とは「勇気を奮い起こす」という意味です。“screw up”だけですと、「台無しにする」という意味で、例えば“screw up big time”(完全に台無しにした)と使いますが、こと勇気に関しては、文字通り「ネジを巻く」「ぎゅっと絞る」の意味から、「勇気を絞り出した」というニュアンスでこの表現が成り立っているようです。

 “have the guts”(ガッツがある、根性がある)という表現はよく聞くかと思いますが、同じ意味のスラングで“have the balls”とか“have the cojones”とも言います。こちらの“balls”とか“cojones”は男性の「睾丸」を意味し、表現では必ず複数形を使います。また、女性に対してはあまり使いません。理由は……推して知るべし。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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