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コントロールボックスをなくしたスポーツ用Bluetoothヘッドセット、ソニー「MDR-AS600BT」登場連続音楽再生時間は約8.5時間

» 2015年01月20日 20時46分 公開
[ITmedia]

 ソニーは1月20日、スポーツ向けのワイヤレスイヤフォン「MDR-AS600BT」を発表した。Bluetoothイヤフォンに付きもののコントロールボックスをなくし、シンプルな形状を実現したモデル。2月13日にオレンジとブルーの2色を発売する。価格はオープンプライスだが、店頭では1万円前後になる見込みだ。

「MDR-AS600BT」

 IPX4相当の防滴型のため、スポーツによる汗や雨の中でも使用できる。耳孔だけでなく、耳のくぼみにもフィットする「アークサポーター」と呼ばれるパーツに加え、同様に従来より30%も耳との設置面積が広がった「ハイブリッドイヤーピースロング」により、安定した装着感を実現したという。本体も21グラムと軽量だ。

コントロールボックスをなくした

 ドライバーはネオジウム磁石を採用した9ミリ径ダイナミック型で、ハウジングは密閉型。内蔵のリチウムイオン充電池で最大8.5時間のスタミナ駆動が可能だ。

 BluetoothはVer.3.0で、NFC(Near Field Communication)によるワンタッチ接続をサポート。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSPに対応しており、A2DP接続時のコーデックは通常のSBCに加えてAACも利用できる。また8台までのマルチペアリングとマルチポイント接続に対応。A2DPとHFP/HSPでそれぞれ1台の機器と同時に接続できるたえ、例えばウォークマンで音楽を聴いているときでもスマートフォンに着信があれば自動的に切り替わる。

 コントロールボックスをなくした代わり、操作部は耳元に集約した。ハウジングの「マルチファンクションボタン」では、Bluetoothのペアリングのほか、ハンズフリー通話の操作、音楽再生/停止、曲送り/曲戻しが可能だ。またハンズフリー通話時にはマイクで拾った音声に含まれるヘッドフォンからの音を低減することで通話相手側に起こるエコーを抑制する「エコーキャンセレーション」や、騒音を抑える「ノイズサプレッション」機能も利用できる。

 付属品は、充電用のUSBケーブルのほか、S/M/L各サイズの「アークサポーター」、およびSS/S/M/Lの「ハイブリッドイヤーピースロング」など。USB-ACアダプターは付属しないが、オプションとして「AC-UD20」(オープン価格)が販売される。

オレンジとブルーの2色をラインアップ

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