キャリア主導の動画配信サービスはNTTドコモの「dTV」、au(KDDI)の「ビデオパス」、ソフトバンクの「UULA」がある。いずれも「Hulu」や「U-NEXT」に比べてリーズナブルな料金設定が魅力だが、中でもUULAは低料金だ。とはいえ、“安かろう悪かろう”では意味がない。そこで、今回はUULAのサービス内容をチェックしていきたい。
「UULA」は、エイベックス・エンタテインメントとソフトバンクの合弁会社であるUULAが2013年2月から提供するサービスで、10万本以上のコンテンツが月額467円(税別)で利用できる。
ソフトバンクのユーザーはもちろん、他キャリアのユーザーも利用できる。ただし、他キャリアの場合、利用できるのはiPhoneとiPadに限られる。ソフトバンクユーザーの場合は携帯電話料金と一緒に支払えるが、他キャリアのユーザーの場合は、クレジットカード、Yahoo!ウォレットでの支払いになる。
ソフトバンクの携帯電話料金と一緒に支払う場合は、初回登録時は1カ月無料になる。ほかの支払い方法の場合は適用されないので注意しよう。一度IDを登録すれば、最大3台のデバイスから同じIDでログインできる。
10万本以上のコンテンツといえば「さぞラインアップが豊富なのでは?」と思うだろうが、実は大半をカラオケコンテンツが占める。いわゆる“カラオケビデオ”が流れる仕様で、頻繁にカラオケボックスに行く人には役立つコンテンツになる。
ミュージックビデオやライブビデオのラインアップも、ほかのサービスよりも充実している。J-POP、歌謡曲、ロック/ポップス、R&B/ソウル、ラップ/ヒップホップ、クラブ/ディスコなど、カテゴリは多岐にわたる。
音楽プレーヤー感覚で使いたい人にオススメなのが「AUTO PLAY」という機能。これは、オススメのミュージックビデオを連続再生する機能で、ヒットソングを手早くチェックできる。視聴履歴がたまることで好みに合った楽曲が出てくるので、使えば使うほど便利になる。
もちろん、邦画、洋画、国内/海外ドラマ、バラエティなども配信されている。中でも注目は、「UULAオリジナル」のカテゴリだ。40作ほどではあるが、UULAでしか見られないドラマやアニメを配信する。BIGBANGの未公開ドキュメンタリー映像など、コアなファンには気になる映像もある。とはいえ、作品数はまだまだ少ないので、コンテンツの拡充に期待したい。
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