前回はNTTドコモの定額制動画配信サービス「dTV」を紹介した。キャリアの提供するサービスでありながら、ドコモユーザー以外も利用できるのが特徴だ。それに対し、KDDIの提供する「ビデオパス」は、auユーザーのみが利用できるau IDでの認証が必要になる。そのため、auユーザー限定のサービスとなっているので注意しよう。
ビデオパスは、auユーザー専用の動画配信サービスだ。作品数は非公開だが、邦画、国内ドラマ、アニメのタイトル数の合計は“国内最大級”とうたっている。
作品のジャンルは、邦画、国内ドラマ、アニメ、洋画、海外ドラマ、韓流・華流ドラマ、キッズ&ファミリー、ニュース見逃し、音楽・お笑いなど。中でも、「音楽・お笑い」は要注目。ほかのサービスにはないコンテンツで新鮮に映る。いろんな芸人の単独ライブなどの映像作品や、J-WAVEやスペースシャワーTVで放映されたライブ映像などを配信する。いわゆる“サブカル”的なコンテンツが多い印象だ。それ以外のラインアップは、ほかのサービスとほぼ同等だ。
「ニュース」では、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」を放送の翌日に配信。配信期間は限られているものの、ニュースの見逃し配信というのはなかなかありがたい。
プランは4つあり、メインとなるのは月額562円(税別、以下同)の「見放題プラン」だ。見放題対象作品は追加課金なしで見放題となる。無料の試用期間は14日間(初回加入時のみ)。
iOSの「ビデオパス」アプリでのみ使える「30日プラン」は、Apple IDでの決済が可能。ただし、試用期間がなく対応動画のラインアップが限定されているので「見放題プラン」への加入をオススメしたい。
見放題とは別に「レンタル」できる作品もある。新作などはレンタルで提供されており、見放題プランに加入すると毎月1枚レンタルチケットがもらえる。チケットの有効期限は翌月末まで。レンタルは2日間か3日間で400〜500円の作品が多く、中には100円のものもある。見放題プランの場合は、レンタルする作品を選べば1本新作を見るだけでほとんどもとが取れるといっても過言ではない。
もう1つのプランは月額2500円の「R-20見放題プラン」。これはKDDIが提供するスマートテレビのセットトップボックス「Smart TV Box」限定のプランだ。R-20対象作品が見放題になる。
見放題プランユーザーを対象に、全国のTOHOシネマズで一般300円、大学生以下200円の割引が適用される「エブリデイ割」を実施中だ。期間は2015年10月12日まで。ビデオパスのサイトから割引クーポンを表示できる。auスマートパス会員の場合も、TOHOシネマズ全劇場で毎週月曜日に一律1100円で映画が見られるお得なサービスもある。
auスマートパス会員は、ビデオパスに加入していなくても一部の映画やアニメが視聴できる。ドラマ、アニメ、音楽、ニュースが対象で、見られる作品数はかなり少ないので、ビデオパスの使い勝手を手っ取り早く確認したい人には良さそうだ。
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