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業界初、ネットにつながる浴室テレビ――LIXILからしかも32V型

» 2016年02月16日 19時31分 公開
[ITmedia]

 LIXILは2月16日、高級ユニットバスルーム「SPAGE」(スパージュ)を一新。浴室テレビの「アクアシアター」がインターネット接続に対応するなど、各アイテムが大きく進化した。

「アクアシアター」のイメージ

 「アクアシアター」は、シャープと共同開発した32V型の浴室液晶テレビだ。LAN端子を備え、AQUOSシリーズ同様、DLNA/DTCP-IPの「ホームネットワーク」機能を用いて宅内のBlu-ray Discレコーダーや録画テレビと連携する。

 例えば、浴室テレビ自体は地上デジタルチューナーしか搭載していないが、レコーダーで受信したBSデジタル/CS110度デジタル放送をネットワーク経由で視聴することができる。またレコーダーに保存されている録画番組を浴室からストリーム再生するといったことも可能だ(対応するレコーダーや録画テレビが必要)。

「AQUOS CITY」の画面。「Hulu」「TSUTAYA TV」「ひかりTV」などのアイコンが並ぶ。カラオケも楽しめる

 さらに新製品では、シャープのテレビ用ポータル「AQUOS CITY」をサポート。インターネット接続環境があれば、「Hulu」などの動画配信サービスやカラオケなども楽しめる。「浴室のテレビにおけるインターネット接続は業界初だ」(同社)。なお、アクアシアターのネットワーク接続は有線LANのため、設置時にケーブル敷設などの工事が必要になる。

マンションや狭小住宅でも“肩湯”が楽しめる

 このほか、新しいSPAGEでは、新開発の静かなジェットバス「サイレントジェット」やラグジュアリーなシャワーシステムなどを追加。シリーズの特徴でもある“肩湯”機能「アクアフィール」(浴槽上部からベール状のお湯が流れる仕組み)は小型化を果たし、マンションの浴室にも導入できることになった。

 「アクアフィールは搭載率50%を超えるほど好評。今回はマンションや狭小住宅用サイズの浴槽用に小型のアクアフィールを開発し、すべてのサイズ(1216〜1616)に対応した」(同社)。

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