LIXILは、8月1日に発売する新しいシステムバスルーム「SPAGE」(スパージュ)で「業界初」(同社)のオーディオ・ビジュアルシステムが提案する。浴室に大画面テレビとステレオスピーカーを埋め込む1クラス上の“お風呂AVシステム”だ。
従来の浴室用テレビといえば10〜15V型が一般的だが、SPAGEの「アクアシアター」はシャープと共同開発した32V型液晶テレビを採用している。パネル解像度は1366×768ピクセルのWXGA。手元で操作できる防水リモコンも付属し、湯船に浸かって浴室内の灯りを落とせば“お風呂シアター”ができあがる。
また音響面では、クラリオンのフルデジタルスピーカーを浴室向けにチューニングしたシステムをラインアップ。フルデジタルスピーカーは、従来のスピーカーと異なり、スピーカーの振動板までデジタル信号で振動させるというもの(→関連記事)。
スピーカーユニットは業界最大の16センチ径で、もちろん防水・防カビ加工済み。天井の左右2箇所に埋め込むで、浴室テレビとはデジタル接続が可能だ。クラリオンが車載製品で培った音響技術により、浴室内の壁の反射を想定したチューニングを施しているという。さらにBluetooth ver.2.1+EDRもサポートしているため、約10メートルの範囲でスマートフォンなどに保存している音楽をワイヤレス再生できる。
こうしたオーディオ・ビジュアル設備のほか、「SPAGE」では浴槽上部からベール状のお湯が流れ出てくる“肩湯”や天井からの“打たせ湯”など、癒しアイテムが多く含まれている。「日本のお風呂を変える、新しいくつろぎの形を提案する」(LIXIL)。
価格は、「アクアシアター」が37万9000円(税別)、「フルデジタルサウンドシステム」の戸建て用が14万9000円、マンション用が15万9000円。なお、両システムを同時に選択する場合、アクアシアターの価格が1万円引きとなる。このほか、システムバスルーム本体および工事費が必要だ。
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