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世界初! Ultra HD Blu-ray再生に対応したPC内蔵ドライブ、パイオニアが投入

» 2017年01月24日 21時00分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは1月24日、世界初のUltra HD Blu-ray再生に対応したPC内蔵型BD/DVD/CDライター「BDR-S11J-BK」および「BDR-S11J-X」を発表した。価格はオープン。2月下旬に発売する。

「BDR-S11J-BK」(写真=左)と「BDR-S11J-X」(写真=右)

 Ultra HD Blu-rayは、2016年に登場した4K(3840×2160ピクセル)/HDR(ハイダイナミックレンジ)対応の12cm光学ディスク。映画などのパッケージソフトとして普及し始めており、パイオニアによると「高精細な4KコンテンツをPC上でも楽しみたいといったニーズが高まっている」という。「今後はポータブルタイプを含め、Ultra HD Blu-ray対応ドライブのラインアップを拡充していく」(パイオニア)

 Ultra HD Blu-ray再生には付属ソフトの「PowerDVD14」を使用する。ただし、別途4K解像度を持ち、HDMI 2.0aやHDCP 2.2、HDR(推奨)に対応したディスプレイなどが必要になる。

  Ultra HD Blu-ray再生時の動作環境
OS Windows 10
CPU 第7世代Corei7/i5(KabyLake-S)あるいはノートPC向けのCore i7/i5(KabyLake-H)
GPU Intel HD Graphics 630 第7世代プロセッサー向け内蔵GPU
メモリ 6GB以上
マザーボード Intel SGX 対応intel 200シリーズ マザーボード、HDCP2.2/HDMI2.0a出力対応Intel内蔵GPU出力対応マザーボード (HDMI出力用)

 Ultra HD Blu-ray再生に加え、2機種ともBD(1層:25GB、2層:50GB)やBDXL(BD-R XL:3層100GB、4層128GB、BD-RE XL:3層100GB)の記録および再生が可能。また、オーディオCDのデータを忠実に読み取る「PureRead」機能の再読み取り性能を向上させた「PureRead4+」を搭載したほか、リアルタイムでデータ補間の発生頻度を抑える「RealTime PureRead」など、PCで音楽を楽しむための機能を充実させた。

「オーディオCDチェック機能」の動作イメージ

 さらに、BDR-S11J-Xでは、再生するオーディオCDの再生品質を4段階で表示し、低い品質の場合には本機の設定変更などの対処方法を表示する「オーディオCDチェック機能」を搭載。CDリッピングや音楽再生などの用途に適している。ディスクトレーには、ハイエンドオーディオ機器にも採用される塗装を施し防振性能を向上させるとともに、筐体の内外装に特殊塗装を用いて放熱性を高め、高い静音性と信頼性を実現したという。

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