3番目はスマートフォンとの自動連携。今やBluetoothとWi-Fiを組み合わせた両者の連携は珍しくないが、Bluetooth+Wi-Fiで撮影した写真の自動転送機能を搭載したのはカシオが最初だ(たぶん)。
Bluetoothを使ってスマートフォンとカメラを常時接続しておき、カメラで写真を撮るとそれをトリガーとしてカメラとスマートフォンがWi-Fiでつながり、写真が転送される。
これは便利。撮影して少したつとスマートフォン側に撮った写真が転送されているのだから。
撮った写真をその場で誰かに送ったり、InstagramやTwitterに載せるのも簡単である。写真の公開や閲覧に最も使われるデバイスは今やスマートフォンなのだから、これは正しい方向だ。
転送する写真サイズはフルサイズ(1200万画素)か3M相当に縮小するかを選べる。転送にかかる時間やスマートフォンのストレージの負担を考えると3Mサイズが妥当だろう。
ただ、おそらくはスマートフォン側の事情で転送が上手くいかないことがある。ペアリングが切れているときはスマホ側でアプリをいったんアクティブにしてやるといい(iPhoneの場合)。いざというときのために「未転送写真を今すぐ転送しろ」ボタンでもあるとうれしい。
そんなわけで、カシオのZR4100、19mm相当から超広角ズームを持ってて、広角を生かした写真も撮れるし大勢を一度にいれた写真も撮れるし、メイクアップ機能が優秀なので自撮りや友達を撮るのにもいい日常を楽しく撮るカメラなのである。
多くのコンデジはスマホではこんなズームは無理だろうとばかりに30倍40倍とズーム倍率を上げて望遠に力を入れてきたが、スマホメインの人たちが望むのはむしろ「もっと広角」だったんじゃないかと思う。
これだけの広角なら室内でも広く撮れるし屋外でもどんなところでどんな風に楽しんでいるのかを捉えるのに丁度いいので撮ってて楽しいし、基本的に機能はシンプルなのでプレミアムオートPROのままカメラ任せにしておけばたいてい問題ないし(逆にPASMモードできっちり録りたい人には向かない)、スマホへの転送も勝手にしてくれるので、いいものがあったらさくっとInstagramでもなんでも使ってあげてやればいい。
でもって画質もけっこういいのだ。
おすすめである。
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