アステル沖縄、DDIポケットと提携で撤退を回避

» 2004年07月26日 15時38分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 DDIポケットとアステル沖縄は、2005年1月をめどに沖縄県内でPHS事業を共同展開することで合意した。アステルグループは各地で撤退が続いているが(5月19日の記事参照)、沖縄ではアステルユーザー向けサービスが存続する。

 DDIポケットのネットワーク、および課金システムを利用する。「県内で同等のエリアを確保し、全国的にはこれまでにないエリア拡大を実現する」(アステル沖縄)。料金面では、DDIポケットが全国で提供している料金メニューに加え、アステル沖縄独自の料金メニューも一部を除いて提供される。

 ネットワークの変更を伴うため、ユーザーの端末は変更する必要があるが、電話番号は継続して利用可能。詳細は未定だが、DDIの端末を提供する可能性が高いという。

 「ユーザーの希望を聞いた上で、共同サービス開始前に端末を送付することになるのでは」(DDIポケット広報)。具体的な共同事業のあり方は、今後の協議を踏まえて決定する。

なぜ、沖縄は残ったのか

 アステルグループでは、前述のとおりPHSサービスの廃止を打ち出す事業者が多い。しかし「アステル沖縄は沖縄の『地場産業』という意識が強く、事業を大切にしている」(DDIポケット)こともあって、サービス続行にこぎつけた。

 DDIポケットとアステルグループが提携した例としては、ほかに鷹山が挙げられる。こちらはDDIポケットとローミング契約を結び、全国サービスを維持している(5月26日の記事参照)。

 もっとも、“共同事業”という言葉が示すとおり、DDIポケットとアステル沖縄の関係は、鷹山の場合とは多少異なるようだ。

 「DDIポケットも九州でPHSを展開しているが、沖縄に限定するとユーザー数は約8000人。これに対し、アステル沖縄は4万6000人の加入者を抱える」(DDIポケット)

 自社と比較して多くのユーザーを抱えるアステル沖縄と組むことは、DDIポケットとしてもメリットがあると判断した。沖縄側の意志もあって、提携合意に至ったようだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月14日 更新
  1. スマホの「実質価格」高騰の恐れ、iPhone 18 Proは2倍高く? 総務省の残価設定ルール厳格化は“誰のため”か (2026年10月10日)
  2. ダイソーで1100円の「GaN USB充電器」は折り畳みプラグで外出用に持ち歩きやすい 45W出力対応でPCでも使える (2026年10月10日)
  3. 7型ディスプレイ搭載「Apple HomeView」発表 Siri AIと顔識別で家族全員に「欲しい情報」を届ける (2026年10月13日)
  4. 個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド (2026年10月12日)
  5. Apple、「HomePod mini」に新色「ミッドナイト」追加 実はスペースグレイとの違いアリ (2024年07月16日)
  6. 楽天モバイル、KDDIローミングが大幅に縮小――ユーザーに対する説明責任はないのか (2026年10月11日)
  7. Google、画面付きトラッカー「Google Fitbit Edge」発表 日本では2万6800円で予約開始 バッテリー交換にも対応 (2026年10月13日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. ファーウェイはなぜ「24時間測り続けること」にこだわるのか ウェアラブル開発責任者が語る医療機器との違い (2026年10月13日)
  10. ソフトバンクの「iPhone Duo」は一括42万9760円、2年23万9760円から 18 Proよりも免除額は控えめ (2026年10月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー