「Google Pixel 10a」レビュー:aシリーズらしい取捨選択のうまさが光る Pixel 9aとの差分をどう考えるかがカギ(1/3 ページ)

» 2026年04月13日 08時00分 公開
[石野純也,ITmedia]
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 Pixel aシリーズの最新モデルとなる「Google Pixel 10a」が14日に発売される。aシリーズは、Pixelの中で廉価モデルに位置付けられており、価格は10万円を下回る。本機も、2025年に登場した「Google Pixel 9a」と同じ7万9900円からに設定された。廉価ながら、上位モデルに迫る実力を持ったシリーズとして特に日本市場では高く評価され、Pixel全体の販売数に占める割合も高いという。

 2025年からの進化点として、カメラがよりフラットになった点がある一方で、プロセッサはPixel 9シリーズと同じ「Tensor G4」に据え置かれた。では、実際に同機を使ってみた使用感はどうか。障害のある人を起用したアートでおなじみのヘラルボニーとコラボしたIsai Blueと合わせて、その中身を見ていきたい。

Pixel 10a 4月14日に発売になるPixel 10a。その実力をチェックしていく

どこまでフラット? 実機で確認するカメラの出っ張り

 廉価モデルながらも、Pixel 10aは安っぽさを感じさせないデザインに仕上がっている。フレームはアルミニウム、背面は複合素材のマットガラスが使われており、サラッとした触感。試用したのはFogだが、グリーンがかった薄い色味が上品だ。光の当たり方でクリーム色っぽく見え、表情も豊かだ。

Pixel 10a
Pixel 10a
Pixel 10a
Pixel 10a フレームはアルミ製で、背面ガラスに合わせた色がつけられている。淡い色合いで、おしゃれなカラーリングだ

 特筆すべきはそのカメラ周りで、Pixel 9aのときにはやや飛び出していたカメラユニットがフラットになっている。別パーツのため、わずかながら段差があるため完全にフラットというと言いすぎになってしまうかもしれないが、机やテーブルに背面側とピタッとつけて置くことが可能。角度がついたり、ガタついたりすることが一切ないのがいい。

Pixel 10a カメラモジュールをはめこんでいるためわずかな段差はあるが、本体からはみ出していない

 Pixelも、日本未発売の初代はフラットな背面だったが、カメラ機能を重視し、センサーが大きくなるにつれて徐々にカメラが飛び出すようになってしまった。現在のPixelは、aシリーズ以外にカメラバーを搭載しており、隠すというよりもむしろカメラを思いっきり目立たせている。Pixel 10aのそれは、ベースモデルやProモデルとは対照的。シリーズの統一感は失われてしまったが、aシリーズとしての個性は際立っている。

 カメラ部分をフラットにするにあたり、モジュールの厚みを削減したといわれているが、実は本体そのものの厚みもわずかに増している。確かに厳密な比較をすると厚くなっているのは事実だが、持ったときの印象はほぼ変わらない。カメラの出っ張りと、本体の厚みのバランスをしっかり取りながら設計した印象を受ける。

 ディスプレイは2000ニト、HDR対応コンテンツを表示した際には最大で3000ニトまで上がり、十分な明るさだ。前モデル比でコントラスト比も高くなっており、上位モデルの「Pixel 10」に迫る表示のきれいさを実現している。ただし、ベゼル幅がやや太いのは従来のaシリーズ譲り。厳しい見方をすると、この点はやや古さを感じる。

Pixel 10a ディスプレイは最大3000ニト。HDRで撮った夜景を表示するようなときに、明るい部分がパキッと表示される

 コラボカラーとなるIsai Blueは深みのある青で、ネイビーに近い色合い。パッケージにも特別感がある。また、このバージョンのみ、バンパーケースとステッカーが付属する。壁紙やアイコンも他のカラーにないものが内蔵される。ここまでついて価格は他のカラーと同額というのは、いい意味で驚きがあった。ただし、ストレージ容量が256GB版のみ。128GB版で価格を抑えたい人には向かない。逆に、もともと256GB版が欲しかった人にはかなりいい選択肢といえる。

Pixel 10a Isai Blueは特別なパッケージで展開
Pixel 10a ブラック以外は淡い色合いが多かったPixel aシリーズだが、Isai Blueはネイビーのような濃い青で仕上げられている
Pixel 10a
Pixel 10a バンパーやステッカーが付属する。256GBのみだが、他の色と同価格ということでお得感もある
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