「Xiaomi 17T」シリーズの価格は「非常に頑張った」 海外より激安 価格変動を抑えられた理由

» 2026年05月29日 06時00分 公開
[田中聡,ITmedia]
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 既報の通り、Xiaomi Japanがスマートフォンの新機種「Xiaomi 17T Pro」と「Xiaomi 17T」を6月4日に発売する。

Xiaomi 17T Pro Xiaomi 17Tシリーズの上位モデル「Xiaomi 17T Pro」

 国内では最上位「Xiaomi 17 Ultra」に次ぐハイエンドモデルに位置付けられ、ライカと共同開発したカメラシステムや、6500〜7000mAhの大容量バッテリーを特徴とする。ここで気になるのが2機種の価格だ。メモリ価格や部材コストなどの上昇により、スマートフォンも値上げ傾向が続いている。実際、Xiaomi Japanは4月から順次、一部機種の参考小売価格を改定する旨を告知しており、一部のタブレットとスマートフォンで値上げを行った。

 となると、Xiaomi 17Tシリーズも高額になることが懸念されるが、2025年に発売した先代の「Xiaomi 15T」シリーズと比べると、価格はどれほど上がったのか。Xiaomi 15Tシリーズの国内発売時の価格を比較してみる。

Xiaomi 15T Pro→Xiaomi 17T Proの価格

  • 12GB+256GBモデル:10万9800円→11万9800円(+1万円)
  • 12GB+512GBモデル:11万9800円→13万9800円(+2万円)
  • 12GB+1TBモデル:12万9800円→取り扱いなし

Xiaomi 15T→Xiaomi 17Tの価格

  • 12GB+256GBモデル:6万4800円→8万9980円(+2万5180円)
  • 12GB+512GBモデル:6万9980円→10万9800円(+3万9820円)

 メモリとストレージ構成別で全モデルが値上げとなっているが、Xiaomi 17T Proの最小構成である12GB+256GBモデルは1万円のアップにとどめている。Xiaomi Japan プロダクトプランニング本部 本部長の安達晃彦氏は、「グローバルでは100ユーロ(約1万8500円)アップのところ、国内価格は頑張って1万円アップにとどめた」と話す。

Xiaomi 17T Pro Xiaomi 17T Pro(256GB)は11万9800円。Xiaomi 15T Proから1万円アップにとどめた

 また、Xiaomi 17Tシリーズでは早割特典として5000〜6000円の割引がある他、分割払い「アトカラ」で購入すると、一律1万円のキャッシュバックを受けられる。その他のキャンペーンも駆使すると最大で2万1000円の割引が受けられ、値上げ分を吸収できる。

Xiaomi 17T Pro Xiaomi 17T Proは早割と分割払いで1万6000円の割引を受けられる

 こうした価格設定や施策について、Xiaomi Japanの呂暁露(ロ・シャオロ)社長も「非常に頑張った」と胸を張る。

 「AI需要の急増に伴うメモリなど部材価格の高騰、サプライチェーンコストの増加、為替変動などにより、製品価格への影響は避けられない。Xiaomiはこの状況を踏まえつつも、優れた製品を適正な価格でご提供できるよう最大限努力する」(呂氏)

 ちなみに、Xiaomi 17T Proの256GBモデルは海外では999ユーロで、日本円にして約18万5000円。Xiaomi 17Tの256GBモデルは749ユーロで14万円弱になる。国内で購入する方がはるかに安いが、なぜ、ここまでの価格差があるのか。

 呂氏は、「よりよい製品を良心的な価格で提供するために、(Xiaomi Japan側で)一部のコストを吸収している。去年(2025年)のモデルよりは上がっているが、吸収した一部が価格に反映されている」と話す。

 欧州との差については、「それぞれの国と地域で販売チャネルのコストが上がっている。欧州はパートナーとの関係の影響で、価格が高く設定されていると考えている。欧州は歴代機種から高い価格を設定している」と述べた。

 欧州は販売パートナーの影響で価格がより高騰しているようだが、日本国内については、Xiaomi Japanの企業努力によって価格変動を抑えているわけだ。

 「実質的にはコストダウンしているという考え。かなり頑張った価格にしているという決意で発表させていただいた」(安達氏)

Xiaomi 17T Pro Xiaomi Japanの呂暁露氏(右)と安達晃彦氏(左)

 Xiaomi 15Tは6万4800円からなので、ハイエンド(準ハイエンド)としては非常にお買い得だが、Xiaomi 17TはProよりも値上げ幅が大きくなった。ただ、Xiaomi 17Tも光学5倍望遠ズーム対応カメラを搭載するなど、Proとの機能差は埋まりつつある。

 Xiaomi 17T ProとXiaomi 17Tの価格差は3万円。おサイフケータイが不要なら17T Proを選ぶ必要性は薄そうだが、早割やアトカラのキャッシュバックだけでも17T Proは1万6000円の割引を受けられる。2026年はTとT Proの価格差が縮まったので、割引を駆使して17T Proを選んでもいいだろう。

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