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» 2004年10月06日 15時10分 UPDATE

CEATEC JAPAN 2004:有人音声ナビをBluetooth携帯で〜日産とドコモ

日産自動車の「CARWINGS」には有人オペレータサービスがある。音声通話とデータ通信を交互にやりとりするこのサービスが、Bluetooth携帯電話でも利用可能になった。

[後藤祥子,ITmedia]

 日産自動車のカーテレマティクスサービス「CARWINGS」には、ユニークなサービスがある。情報検索や目的地設定などのサービスをオペレーターが代行、データをカーナビに送信してくれる有人サービスだ。

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 日産自動車はドコモブースに新車TIIDAを出展。F900iTのBluetooth機能を使ったハンズフリー通話や有人オペレーターサービスの利用イメージをアピール


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 CARWINGSの操作が分からないユーザーは、欲しい情報をオペレーターに電話で伝える。すると、オペレーターが情報を探してカーナビ側にデータを送信してくれる。送信された情報は、自動的にCARWINGSの画面に反映される

 このサービスは、CARWINGSと携帯電話をケーブルでつないで行う分には問題ない。しかしワイヤレス接続が可能なBluetooth携帯でつなぐ場合には、いくつかの課題があった。

 CARWINGSの有人オペレーターサービスは、まずユーザーがオペレーターに電話し、「自分が欲しい情報が何か」を伝える。次にオペレーターがオーダーされた情報をデータ通信でカーナビに送信する──という仕組み。つまり、音声通話とデータ通信を交互に行う必要があるのだ。

 Bluetoothの場合、音声通話はハンズフリープロファイルを、データのやりとりにはダイヤルアッププロファイルを使う。そのため、Bluetooth携帯電話によるワイヤレス環境で有人オペレーターサービスを使うには、カーナビ側にプロファイルを交互に切り替える仕組みが必要だった。

 日産自動車は、このほど交互切り替えの仕組みを開発。同機能を備えたCARWINGS対応のナビシステムを、「TIIDA」以降の新車に装備する。

 対応するBluetooth携帯電話はドコモの「F900iT」とauの「A5504T」。今後発売されるBluetooth携帯電話への対応も、順次進めるという。

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 Bluetooth携帯電話なら、ポケットに入れたまま車に乗り込むだけでCARWINGSのハンズフリー機能を利用でき、ケーブルでつなぐ手間が省ける。A5504Tは、端末内のアドレス帳データをBluetooth経由でCARWINGSに送ることも可能だ。Bluetoothのペア設定は、車1台につき端末1台のみ可能。ほかのBluetooth端末で使う際には設定し直す必要がある。F900iTとのペア設定については、「誰でも分かるカンタンマニュアルを用意している」(日産自動車説明員)

iモードとCARWINGSの連携サービスも

 CARWINGS向けには10月5日から、iモードとの連携サービス「送っとケータイ」も提供される。CARWINGSから送られた位置情報や目的地情報をもとに、iモードのコンテンツプロバイダが周辺情報を携帯電話に送信するサービスだ。

 サービス当初には、「ゼンリン携帯マップ」と「ぐるなび」の2サイトが対応。対応コンテンツプロバイダは順次拡大する予定だという。

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