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» 2004年11月24日 17時37分 UPDATE

ケータイカメラ画質研究ラボ:使い勝手は良好、画質はもう一息〜「W22H」 (1/4)

冬WINの第1弾として登場した日立製作所製の「W22H」。閉じたままでも、ほとんどのカメラ機能が使えるのが便利だ。画質は赤みが目立つのが気になる。

[荻窪圭,ITmedia]
閉じた状態でも操作に必要なキーはみな外に出ているのがスライド型の便利なところ。画面はクイックプレイで撮影画像を表示したところだ。側面が微妙に湾曲していてストレートじゃない点が面白い

 今年初頭は200万画素どころか300万画素カメラケータイまでが登場し(6月14日の記事参照)、AFや光学ズームまで搭載する端末も現れた(7月15日の記事参照)

 さらに本職デジカメに迫る画素数になっていくのではないかとも思われたが、結局主流となっているのは130万画素クラスで焦点固定のタイプ。無理して200〜300万画素のCCDを積み、AFまで付けてスペックを上げても、画質や使い勝手で本職デジカメに勝てないのなら、携帯の利点である常時携帯性や“撮ってすぐメール”できるネットワークとの連携で勝負しよう──というのは正しい流れだと思う。

 WINの冬モデル第1弾として登場した日立製作所製の「W22H」(11月16日の記事参照)は、まさにそんな流れを汲む携帯だ。

液晶パネルをスライドさせるとこうなる。画面は撮影時。さまざまな基本情報が表示される

閉じたままでカメラの基本機能が使える

 スライド型を採用した、ややずんぐりして大きめボディの裏側に124万画素CCDカメラがある。ピント合わせは固定式で、マクロとノーマルの切り替えは手動。レンズ周りにあるスイッチで切り替える。マクロ時は約13センチまで寄ることが可能だ。QRコードを読むには問題ないが、小物を近寄ってアップで撮るには少々心もとないスペックだ。

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 裏面にはレンズがあり、レンズ周辺のリングがマクロとノーマルの切り替えスイッチになっている。上には撮影補助用ライトがある。小さいがけっこう明るい

 ディスプレイはTFT液晶を使ったQVGAの2.4インチ。大きくて明るいが、カメラモードでファインダーとして利用しているときは、画像が粗く感じられるなど今ひとつ。マクロにすべきかノーマルでいいのかの判断をディスプレイから判断しづらいのが残念だ。もちろん再生時はQVGAならではの解像感があって問題はない。

 ボディはスライド式で、ディスプレイの下に方向キーと決定キー、4つのソフトキーが付いており、常に表に出ている。サイドにはカメラキー、マナーキー、シャッターキーが付いており、基本操作はすべて閉じたまま行える。

 カメラの起動は側面のカメラキー。これはスライド式で、スチルカメラ側にスライドするとフォトモード、ビデオカメラ側にスライドするとムービーモードが起動する。ワンタッチで選んで起動できるのは便利だ。

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 右側面に撮影用ボタンが並ぶ。PCモードで撮るときは横位置になるので、このボタンのほうが使いやすい。カメラキーはスライド式でフォトかムービーかをすぐ選べる。マナーキーは「戻る」。シャッターキーはもう少し大きくてもよかったのでは

 フォトモードの起動は約3秒。撮影モードは携帯モードとPCモードにまず分かれ、PCモードはVGA(640×480)とSXGA(1280×960)から画像サイズを選べる。PCモード時は画像が横位置で記録されるので注意。閉じた状態でケータイを横に持てば自然にシャッターキーの位置に指が当たるので、コンパクト型デジカメのつもりで撮ればいいだろう。ただシャッターキー部が少し湾曲しているので、慣れないとボタンを探してしまうかもしれない。

 SXGAのファインでminiSDカードに撮影した場合、保存を押してから完了するまで約2.8秒。まあまあ快適に撮れるレスポンスだ。

 開いて撮るときは[0]キーを一度押すといい。よく使う機能のほとんどがショートカットキーに割り当てられており、そのガイドが表示される。これは便利。もっともメニューからたどってもそう面倒ではない。

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 裏面にminiSDスロットがある。開け閉めはちょっとしづらい
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