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» 2005年03月16日 20時47分 UPDATE

「背にFOMA」大宮アルディージャのホーム開幕戦を観てきました

ボーダフォンが浦和レッズのスポンサーになったが、実はドコモもJ1サッカーチームを応援している。J1昇格で注目されるチーム……大宮アルディージャだ。

[鈴木知子,ITmedia]

 先日、ボーダフォンが浦和レッズのスポンサーになったことが発表されたが(3月8日の記事参照)、実はNTTドコモもJ1のサッカーチームを応援している。2年連続目の前でほかのチームにJ1昇格を決められ、今年ついに悲願のJ1デビューをはたし、しかも記念すべき初戦で強豪ガンバ大阪を倒して一躍注目の的となったチーム……そう、大宮アルディージャだ。

Photo 大宮アルディージャ選手の背中に「FOMA」の文字が見える

 3月12日、ドコモ協賛により行われた「ドコモ プレゼンツ マッチ」では、大宮が“キング・カズ”こと三浦知良選手を擁するヴィッセル神戸を埼玉スタジアム2002で迎え撃った。この日、埼スタではドコモの特設ブースが開設されていた。

ドコモのお宝グッズに群がるサポーター

 ホーム開幕戦となるこの日、多くのサポーターが埼スタに押し寄せた。そのサポーターを正門入り口で出迎えてくれたのは、チームのマスコット「アルディ君」だ。

 アルディ君は、旧大宮市(現さいたま市)のマスコット的存在であるリスをモチーフにしたキュートなキャラクター。子供たちに囲まれたアルディ君は、トレードマークの大きなしっぽをフリふり“営業”(=写真撮影大会)に大忙しだった。われわれもチビッ子サポーターに混じってアルディ君とお近付きになりたいと思ったが、写真撮影は先着20組のサポーターだけに許されるお楽しみだった。あぁ、もう少し家を早く出ていれば、あのしっぽに触れたのに……と大人気ないことを考えながらスタジアムの階段を上った。

Photo グラウンドでサポーターサービスにいそしむアルディ君。ちなみに、モデル(?)らしきリスの銅像が、大宮駅東口を出たところに存在する

 スタジアム入り口で荷物とチケットの確認を済ませると、大宮アルディージャとNTTドコモのロゴ入りビニール袋を手渡された。中をのぞくと、既報の通りNTTドコモのパンフレットと大宮アルディージャの選手名鑑が入っている。

 選手名鑑の裏面には、NTTドコモ協賛の特設ブースで開催されているキャンペーンのお知らせが載っている。早速その足で特設ブースを尋ねてみた。

Photo こちらが特設ブース。イベントスタッフから説明を受けるサポーターたち

 特設ブースには大型モニターが設置され、おサイフケータイやFOMAのCMなどが繰り返し放映されていた。キャンペーンの目玉は、レアなお宝をゲットできるスロットマシーンゲームだ。選手名鑑の裏などに印刷されたQRコードを携帯で読み込み、キャンペーンサイトのスロットゲーム画面にアクセスしてスロットマシーンで遊ぶというもの。

 「あたり!」が出れば、ITmediaの読者プレゼントでも大人気だった「ドコモダケ」のぬいぐるみや、クールな「大宮アルディージャのカスタムジャケット」などがもらえる。しかし筆者の手持ちのケータイはQRコードに対応していなかった……。勝負は始まる前から決まってしまった。残念!!

 特設ブースではほかにも、大宮アルディージャの携帯向け公式サイトや、選手と監督にメッセージを送ることができるメールアドレスが紹介されていた。このメールアドレスに寄せられたサポーターからの熱い応援メッセージは、試合のハーフタイムにスタジアムの大型モニターで紹介された。

イベントは盛り上がったが試合は……

 この日の試合結果は、既に報じられている通り。大宮はヴィッセルの三浦知良選手にゴールを割られ、0-1で前半を折り返すも、後半の終了間際に得たPKを藤本主税選手が冷静に決めて引き分けに持ち込んだ。勝ち点1の痛み分け。ホーム初戦での敗戦は免れた。

Photo この日会場では、天気予報とうらはらに雨がポツポツ。せっかく某赤いチームの筋金入りサポーターT記者から「早春の観戦スタイル」を教えてもらったのに、まさかそれが「やせ我慢の観戦スタイル」に変わろうとは……(涙)
Photo 古巣ヴィッセル相手にPKを決めて喜ぶ藤本選手(クリックで拡大)。お約束の「阿波踊り」のパフォーマンスも見られた

 ――以下は、一さいたま市民の独り言である。気分を悪くされる方もいらっしゃるかもしれないが、目をつぶっていただきたい。

 正直なところ、大宮アルディージャにすれば引き分けで「御の字」のような試合ぶりだった。大宮は自陣ゴール前付近でボールを拾うものの、ヴィッセルの硬い守りに阻まれて中盤までしかボールを運べない。誰かがボールを持っても、フォローしようと近付いてくる選手は皆無。中盤の選手は攻めあぐねた挙句、前方にロングボールを放り込むというシーンが目立った。

 そのロングボールはことごとくヴィッセルに拾われ、大宮は守りに転じることになる。一方のヴィッセルは連携がうまく取れており、落ち着いたパス回しを展開。大宮のFWはというと、前線で孤立したままなす術もない。後ろの席に座っていた小学生からは、「ホーム初戦で負け試合かよっ!!」と野次が飛んでいた。

 しかし、よくよく考えてみれば大宮アルディージャはJ1に昇格したばかり。最初から多くを望むのは無理というものかもしれない。今、勢いがあるうちに多くを経験して少しでも成長してもらいたい。そして、J1のステージで末永く活躍してほしい……。そんな切なる想いを抱いたさいたま市民、いやあえて書くなら「旧大宮市民」は多かったに違いない。

 実は筆者は、前から大宮アルディージャが気になっていた。大きな理由の一つが「大宮」の名前を冠していること。旧浦和市や与野市と合併した際に消えてしまった大宮の名前に愛着を覚える人は、いまだに多い。筆者もそんな一人である。

 今は駅名とアルディージャくらいにしか名前が残っていないが、もしアルディージャが日本一に、いや夢は大きく世界一になれば、“大宮”の名を世に知らしめることになる。そう思うとアルディージャを応援せずにはいられないのだ。「がんばれ、大宮アルディージャ」「浦○レッズに負けるな(Tさん、ごめん)」「目指せ優勝!!」

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