子供が泣き止む“あの”タケモトピアノCM着メロ

[新崎幸夫，ITmedia]

　「赤ちゃんが泣き止むCM」として、一部では有名なタケモトピアノのCMが、着メロとして配信される。

　インデックスは4月5日、コンテンツのモバイル配信や書籍展開、キャラクターグッズ販売などを手がけるプロジェクト「インデックス・エンタテインメント」を発表した。第1弾として、タケモトピアノのCMをプロデュースする。

（C）タケモトピアノ　タケモット

　タケモトピアノのCMといえば、財津一郎の「ピアノ売ってちょーだい」などのフレーズが印象的なCM。大きなピアノの鍵盤の上で、全身タイツの女性ダンサーがくねくね踊る映像は、極めてシュール。関西、中部、中国、九州エリアでCM認知度が高く「関西では大ブレイク」（インデックス）している。ちなみに関西出身の記者は周囲でこのCM認知度が低いことを知り、非常なショックを受けた。

　同CMはまた“赤ちゃんが泣き止む”ことでも知られる。関西エリアの人気番組「探偵！ナイトスクープ」で、このCMが流れると号泣していた赤ん坊もピタリと泣きやむ現象が報告されたことがきっかけ。高い音程のコーラスに、不可思議なダンスという組み合わせが赤ん坊の好奇心を刺激するらしい。このCMを見た赤ちゃんは、テレビをまじまじとながめる。

　昨年末から関東でもオンエアされており、いまや全国区のCMだが、インデックスの手によりさらなる多メディア展開を目指す。具体的には、4月8日からCMを着メロとして配信するほか、5月上旬以降は着うた、CM動画も配信予定。4月下旬からCMソングが流れるパペットなどのオリジナルグッズを販売するほか、CG版CM、アニメ、出版物なども制作する予定だという。

　ちなみに、着メロでも赤ちゃんが泣き止むかどうかは未確認。「着メロだが、猫の『にゃー』という音声や、財津さんの声は入る。楽しんでいただけるのはテレビ映像と変わらないはず」（インデックス広報）