NEC液晶テクノロジーは4月19日、スマートフォンなどをターゲットとした2.7型TFT液晶ディスプレイを開発、販売開始したと発表した。サンプル価格は9000円、2005年6月から出荷開始する。
QVGA表示可能で26万色表示。タッチパネルを装備し、400対1の高コントラストと180カンデラ平方メートルの高輝度を実現した。消費電力は2.7型で一般的となる220ミリワットに抑えた。
同社は汎用品ディスプレイから高付加価値製品にシフトしており、今回の2.7型ディスプレイも「PDA向けではなくスマートフォン向け」(NEC)とする。欧州を中心に、携帯情報端末にGPSを内蔵した製品も普及を始めており、こうした新分野の端末がターゲットだ。
携帯電話の横幅は約50ミリに抑えるメーカーが多いが、今回の液晶ディスプレイはモジュールサイズが幅50.54ミリある。通常の携帯電話には少々大きなサイズとなる。
主な仕様は以下の通り。
品名 | NL2432HC17-01B |
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方式 | アモルファスシリコンTFTアクティブマトリクス |
画面サイズ | 41.04×54.72ミリ(対角2.7型) |
表示色 | 26万色 |
輝度 | 180cd/m2 |
コントラスト比 | 400:1 |
視野角 | 上下 70度、左右80度 |
外形寸法 | 50.54×64.62×4.32ミリ |
重さ | 28グラム |
本製品は4月20日から東京ビッグサイトで開催される「国際プラットパネルディスプレイ展」に出展。
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