昨今、さまざまな手続きがオンラインで行えるようになってきた反面、PCを使うことが前提になっていて、スマートフォンだけで処理を完結しづらいケースも目につくようになった。
例えば、スマホのアウトカメラで身分証明書や顔写真を撮影してアップロードしようとした時に、写真が独自の圧縮形式で保存されたり、解像度やファイルサイズが大きすぎて、そのままではWebフォームに弾かれてしまう──。そんな嘆きがSNSで話題にもなった。
そうしたケースに対して、そもそもどのようなポイントに注意すべきか、どのように対処すべきかを整理したい。
オンライン手続きのWebフォームで送信する画像には、どのような制限があるのだろうか。場面によって異なるので、具体的なヘルプページの記載を確認してみよう。
民間サービスの例として、PayPay銀行における書類アップロードのページを確認してみた。この場合、アップロード可能な画像ファイルは1ファイルにつき6MBまで、さらにファイル形式はJPEG、JPG、PNGと指定されている。
例えば、iPhoneの最新世代である「iPhone 17」のカメラで撮影した画像(24MP解像度での通常撮影)について、データ容量の目安を示すならば、1枚当たり2〜4MB(※データ容量は撮影した画像によって異なる)といったところ。上述したWebフォームにおける6MBというのは、妥当な制限値といえる。
ただし、iPhoneのカメラで撮影した写真には、デフォルトで「.HEIC」という拡張子が使われる点に注意だ。ファイル形式をJPEGにするには、「設定」アプリの「カメラ」の項目から、「フォーマット」で「互換性優先」を選択した上で撮影するか、撮影後の拡張子の変換処理などを行う必要がある。
一方、行政サービスの例として、外務省のパスポートのオンライン申請についてのページを確認してみる。
国内からオンライン申請する場合には、600KB(0.6MB)以内のjpgファイルのみがアップロード可能だとされている。先述したPayPay銀行のそれと比べると、ファイルサイズはかなり小さい。
なお、パスポートの例は極端だが、行政系のWebフォームではおおむね2〜3MB程度の制限が設けられる傾向にある。こうした場合、スマホのカメラの仕様や撮影の条件などによっては、データサイズが超過することもうなずける。
ちなみに、日本年金機構のヘルプページにある「(Q)マイナポータルを利用して電子申請する際にスマホで撮影した書類の画像を添付できますか。」をみてみると、「(A)JPEG形式(拡張子:jpg)またはPDF(拡張子:pdf)形式を添付することができます。※iPhoneで撮影した画像の一部はheic拡張子で保存される可能性があるため、撮影前に設定を変更するか、撮影後に上記の拡張子に変更してください。」とのみ記載されている(出典:日本年金機構)。
このように、ヘルプページだけでは事前に規定のデータサイズを把握しにくいケースも見受けられる。
iPhoneに「マイナンバーカード」を載っけてみた 実践して分かった注意点もチェック
「iPhoneのマイナンバーカード機能搭載」で何が変わる? Androidとの違いやメリットを解説
スマホで「マイナンバーカードの電子証明書」を使うメリットを解説 iPhoneへの対応は?
マイナンバーカードの「スマホ電子証明書」を使う 注意すべきポイントは?
メルカリで高額スマホを買うのは危険? 多くの“リスク”が潜んでいるワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.