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» 2005年11月14日 00時31分 UPDATE

シャープ開発陣に聞くSH902i(後編):開発者が明かす「ここがコッソリと機能向上している」 (1/2)

後編では「SH902i」が機能面でどのように向上したかを、具体的に見ていく。カメラ、フルブラウザ、音楽再生などで各種改良が図られた。

[杉浦正武,ITmedia]
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 「シャープ開発陣に聞くSH902i」、後編では「SH902i」が機能面でどのように向上したかを、具体的に見ていく。

 話してくれたのは前回に引き続き、シャープ通信システム事業本部、パーソナル通信第一事業部の商品企画部副参事、木戸貴之氏。同氏が紹介する「細かいけれどここが進化した」というポイントを確認しよう。

スペックは同じでも改善されているカメラ

 SH902iは、316万画素CCDカメラを搭載している。スペック上は、「SH901iS」が搭載していたカメラと同じ。部材も同じもののようだが、細かいところまでチューニングされている。

 例えば動画の手ブレ補正撮影機能がそうだ。SH901iSは動画の手ブレ補正に対応していたが(6月21日の記事参照)、撮影サイズが限られていた。木戸氏は「SH901iSでは『業界初』と言いたいかったので……」制限付きでも早めに機能を搭載したと苦笑する。SH902iでは新たに、QVGAサイズ/SUPER FINEの高画質での動画撮影でも手ブレ補正に対応している。

 また新たに動画撮影中の連続オートフォーカス(AF)撮影に対応。カメラの設定でAFモードを「標準」にしている場合、撮影中に常時AFが動作して自動ピント調整してくれる。実際試してみたが、カメラを大きく振ってから文字を写すと、一瞬おいてキュッとピントがあっていた。ほかにも暗所撮影用のモバイルライトがSH901iSから3倍の明るさになるなど、改善が積み重ねられている。

Photo (左)動画撮影中にAFが効くので、カメラを動かしても自動でピント調整してくれる(右)各種設定画面はアイコンで表示するようになった。分かりやすさが向上したとうたう

AV機能ではH.264に対応

 最近の流行として、AV機能を強化した端末も増えてきた。SH902iも、この点で追随している。著作権保護対応のSD-Audio規格に準拠し、楽曲を音楽配信サイトからPC経由でminiSDに移して再生できる。またPCソフト「SD-Jukebox Ver.5.0 LE」を同梱し、PC内のMP3、WMAといった形式のファイルをAACに手軽に変換できるようにした。SH902iが新たに対応した“マルチタスク機能”を利用して、音楽再生をしながらのWeb閲覧、メール作成などが可能だ。

 木戸氏はさらに、SH902iは着うたフルのフォーマットとして有名になった「aacPlus」にも対応しているのだと紹介する。「楽曲をNeroのようなソフトでaacPlusファイルとして吐き出せば、SH902iで再生できる。ほかにm4aのようなファイルも、こそっと再生できるようになっている」(笑)

 動画では、H.264の再生も可能だと木戸氏。「H.264の動画ファイルは、例えばQuickTime Proで吐き出せる。aacPlus同様、吐き出せるソフトが少ないのが現状だが……」

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