十字キーに回転機構を取り入れた新機構、スピードセレクターを搭載した「D902iS」。メニューやアドレス帳の選択時、メール、iモードサイト、フルブラウザを使ったPCサイトの閲覧時などに便利な機能だ。
この機構については「言葉で説明されるよりも、見てみたい」という声が多く寄せられている。「回転にメニューのスクロールが追従しているのかが気になる」というわけだ。
そこで、メニュー画面のスクロールとメールのスクロール画面について、動画を用意したのでご覧いただきたい(動画は3gpフォーマット)。
FOMAは“もっさり感”を気にするユーザーも多いが、D902iSのスピードセレクター操作は、回転にしっかりカーソル移動が追従しているのが分かる。メールタイトル表示時のスクロールについては、次ページに移動する際、若干タイムラグが発生するが、利用する上でストレスを感じるほどではないだろう。
FOMA全般でいえることだが、ドコモは内蔵メモリの容量を公開していない。そこで、初期状態で最大解像度で撮影したカメラ画像を何枚、内部メモリに保存できるかを試してみた。
具体的には、1728×2304ピクセル(ファイン)で同じ被写体を撮影した場合に何枚内蔵メモリに保存できるかを試し、撮影した写真の容量×枚数でだいたいの内蔵メモリを計ってみた。
結果は約848Kバイトの写真を10枚保存でき、11枚目から「外部メモリに保存してください」というアラートが出た。初期状態ではおおむね、9Mバイト程度の内蔵メモリをユーザーが自由に利用できるようだ。
ただ902iSシリーズからは、すべての端末が内蔵メモリのコンテンツを外部メモリに移動できるようになったため、(コンテンツプロバイダの対応にもよるが)従来端末ほど不便を感じることがなくなる可能性もある。また、プリセットされているDCMXアプリや、ゲームなどをいったん消去して、必要なときにドコモのサイトやメーカーサイトからダウンロードすれば、内部メモリを効率よく利用できる。
※今回の検証は、発表会で展示されたデモ機で行っており、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。
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