NTTドコモのNEC製HSDPA端末「N904i」や、auの東芝製端末「W54T」「W52T」、ソフトバンクモバイルの「911T」など、2007年からワイドVGAディスプレイを搭載した機種が増えている。しかし、ケータイサイトやメニューといった一部の画面ではQVGAサイズのフォントを拡大表示しており、ワイドVGAディスプレイの恩恵を十分に受けられるとは言い難い。
一方の「912SH」は、基本的にどの画面のフォントもワイドVGA用に最適化されている。メール、Yahoo!ケータイ、メニュー、ツール、各種設定などの画面でもワイドVGA対応の解像度の高いフォントをが使われている。


240×400ピクセルのワイドQVGA液晶を備える「911SH」と、480×640ピクセルのVGA液晶を備える「904SH」を使い、受信メール画面を比較した(左が912SH、中央が911SH、右が904SH)。文字サイズを「最小」にした場合、911SHは最大456文字、904SHは最大380文字だが、912SHは最大736文字を表示できる
フォントもワイドVGA化されているので、「最小」サイズでも文字にジャギーがかかることはなく表示する。とはいえ、最小サイズでは読みづらいので「小」サイズ(左:最大494文字表示)か、「やや小」サイズ(右:最大280文字表示)あたりが実用的といえそうだCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.