イー・アクセスの2008年3月期第1四半期決算、モバイル立ち上げで赤字に

» 2007年08月08日 20時45分 公開
[ITmedia]

 2007年3月末から携帯電話事業に新規参入したイー・モバイルの親会社、イー・アクセスは8月8日、2008年3月期第1四半期の決算を発表した。

 売上高は151億400万円と、前年同期比で5.7%の伸びを記録。ADSLサービスはARPUの低下によって前年同期比で減収となったが、イー・モバイルの携帯電話事業開始に伴う新規の売上高計上により、増収を達成。ただし携帯電話事業の立ち上げに伴って、販売促進費や基地局建設に関連する費用が増えたため、15億600万円の営業損失、32億8000万円の経常損失(営業利益・経常利益共に前年同期は黒字)を計上した。

 同時に2008年3月期の通期連結業績予想を修正。売上高は8億円マイナスの622億円に下方修正したものの、営業利益は13億円増の33億円に、経常損失も14億円減の91億円に上方修正している。

 なおイー・アクセスは、イー・モバイルの株式を一部売却し、6月1日から持分比率を43.5%に下げた(5月15日の記事参照)。このためイー・モバイルは連結対象から外れ、持分法適用関連会社となっておりは持分法適用関連会社となっており、イー・モバイルのの損益が連結されているのは4月1日から5月31日までとなる。

 事業セグメント別に細かく見ると、ネットワーク事業では売上高が前年同期比3.6%減の137億7000万円、営業利益が12.2%減の28億6300万円。6月1日に新設したデバイス事業は、イー・モバイルに対しUSBモデムタイプのデータ端末「D01HW」を販売したことから1億5200万円の売上を計上。ただし営業損失が2億6500万円に上った。モバイル事業の売上高は15億800万円で、営業損失は40億8800万円。

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