インタビュー
» 2016年09月05日 06時00分 UPDATE

「ポケモンGO」に世代格差はあるか? 10〜40代で疑問をぶつけ合った (1/3)

幅広い年代を集めた「ポケモンGO」座談会を開催した。

[すずまり,ITmedia]

 7月22日の国内リリース以来、世間を騒がせ続けてきたスマホゲーム「Pokemon GO」(以下、ポケモンGO)。だが、配信から1カ月以上がたち、そろそろ街の様子も落ち着きを見せ始めている。勢いで始めてみたものの、ちょっと飽きてきたという人もいるのではないだろうか。

 周囲の盛り上がりに反し、非ポケモン世代の筆者は「知っているのはピカチュウだけ」という状態でスタートしたため、悪戦苦闘している真っ際中。最近やっとモンスターボールをうまく投げられるようになったと感じるが、肝心なポケモンの育て方がいまひとつ分からず、ポケモン強化に必要な「ほしのすな」というアイテムは常に枯渇状態だ。

 街中を見渡すと老若男女幅広いユーザーが遊んでいる印象があるが、「私みたいな非ポケモン世代でも本当に楽しんでるの? みんなどうやって遊んでるの?」と、いろんな疑問がわいてきた。

 そこで、初代ポケモン世代というITmediaの村上記者を筆頭に、年齢やポケモン歴など属性が全く異なる6人を集め、「ポケモンGO座談会」を実施。普段交わることのない6人が、ポケモンGOをキーワードに約2時間半に渡って語り合った。

ポケモン 「Pokemon GO」(公式サイトより)

 話の内容は、「ポケモンGOの魅力」「ポケモンブームに思うこと」「初代ポケモンがはやった頃の思い出」「Ingressとの大きな違い」など多岐にわたる。まずは、参加者たちの自己紹介、ポケモンGOを始めたきっかけ、初代ポケモンの思い出などについて聞いた(座談会は8月中旬に実施)。

(構成:ITmedia村上)

漫画家、ブロガー、ITライターからIngress親子まで

村上 本当にいろんな属性の人たちが集まりましたね。まずは自己紹介を。ポケモン歴やポケモンGOの進捗(しんちょく)も合わせてお願いします。

すずまり ライターのすずまりです。Ingressをやってた関係で、ポケモンGOは一応βテスターからやってました。レベルは17です(当時)。今48歳で、ポケモンは全く通ってきませんでしたし、ゲームで遊んだ経験もほとんどないです。

すずまりさん 非ポケモン世代の筆者。ポケモン世代との溝は埋まるか

鳥羽さん(以下、鳥羽) 「トバログ」を運営しているブロガーの鳥羽です。年齢は23歳で、小学校に入る前からポケモンを吸って育ったみたいな感じなんで、ポケモンが髄液まで染み渡ってます。ポケモンGOに関してはあんまりやってなくて、レベル22で止まってる状態です。

村上 いやいや、めっちゃやってるじゃないですか(笑)。

すずまり ポケモン歴15年以上! こりゃ勝てないわ(笑)。

サダタローさん(以下、サダタロー) 漫画家のサダタローです(連載サダタローの「シェアさせていただきます!」)。ポケモンは全くやったことがないので、今日はもう常にきょとーんとしながら、話に入れるのかなと思いつつ参加させてもらいます。

あるとさん(以下、あると) あるとです。年齢は14歳です。姉がニンテンドーDSでポケモンをしているのを見ていて、あまり詳しくはないですが、一応一通り知ってはいます。ポケモンGOはレベル10です。

KazukiSakaiさん(以下、Sakai) あるとの父のKazukiSakaiです。ポケモンは娘(あるとさんのお姉さん)がやってるんで、なんとなく赤とか緑とか名前は知ってはいたんですけど、正直ピカチュウくらいしか知りませんでした。IngressユーザーなのでポケモンGOはβテストからやっていて、今レベル20です。

村上 意外と皆さんしっかりレベル上げてますね(笑)。ちなみに私は27歳のポケモン世代で、ポケモンGOのレベルは21です。

ポケモンGOブームに「ちょっと引いた」

村上 今、ポケモンGOブームというか、ほとんど社会現象化してると思うんですけど、率直にどう思ってますか。ちなみに私も海外であんなにはやると思ってなかったので、ちょっと驚いてます。

鳥羽 海外でかなりブームになってたんで、日本でも同じようにブームになってうれしかったですね。しかも老若男女問わずみんな公園でやってるじゃないですか。どこいっても話題になるし、海外から遊びに来た友達との会話でも、「何捕まえた?」なんて感じで話題をつなぐのに役立ちました。

 ただ、ローンチ後の様子には違和感はありましたよ。近所に有名な公園があるんですけど、昼間と深夜で人の数が変わらない(笑)。僕はみんなが「イーブイ見つけた!」とか言ってるときには既にジムバトル攻略を淡々とやってたんで、「僕がみんなを引っぱるぞ!」くらいの勢いでやってました。

すずまり 先に米国でローンチしたのに驚いたし、海外で社会現象になってニュースになるほどだったのにはさらに驚きました。で、日本のこの騒ぎ。え! みんなそんなにポケモンやってたの!? って。自分はIngressをやってるので「私、先にIngressやってるしさ?」っていう優越感みたいな気持ちがあったんですけど、あまりの人数差に圧倒されました。なんで「ポケモンGOが出ました」っていった瞬間、街の様子が一変するの!? って。Ingressは本当にプレイヤーがいなかったのに……(苦笑)。

サダタロー 俺もポケモン全然触ってないけど、すごい人気なのは前々から知ってるから、今回の報道見たときはポケモンすげーな! って。家の周りはどこもかしこもすごい人で。コスプレイヤーの聖地みたいな公園があるんですけど、ポケモンGOがリリースされたら普通の若者であふれかえってレイヤーさんたちがいなくなっちゃった(苦笑)。ポケモンのすごさを感じたと同時にちょっと引いてしまったので、興味はあまりわかなかったです。

サダタローさん ポケモンGOブームに「ちょっと引いた」という漫画家のサダタローさん。サダタローの「シェアさせていただきます!」を連載中

Sakai 僕はあまり一気に盛り上がらないタイプなので、割と冷めた目で見てましたね。米ナイアンティックのジョン・ハンケ氏がIngressを開発したきっかけは、「家でゲームをする子供達を外に連れ出したいという思い」からですけど、今、みんな彼の思惑に思い切り乗せられてるわけです。これはすごいと思いましたよ。さすがに日比谷公園なんかで通り抜けできないほど人が集まってるのを見るときついなと思うこともありますけど、これからポケモンGOがどうなるか楽しみです。

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