「二度と同じ過ちは繰り返さない」──UPQ新体制、初製品は「卓上フードスモーカー」

» 2019年01月15日 14時23分 公開
[井上輝一ITmedia]

 UPQ(アップ・キュー、東京都千代田区)は1月15日、開発新体制と新製品の卓上フードスモーカー「REIKUN-Dome」(レイクン・ドーム)を発表した。クラウドファンディングサイト「グリーンファンディング」で出資の募集を開始した。2万2100円(税込)からの出資で製品を受け取れる。出資方式はAll or Nothingで、出資合計金額が目標額の1500万円に届かない場合は製造しない。

REIKUN-Domeを持つUPQ中澤優子代表取締役

大人のおやつをつくるおもちゃ

 REIKUN-Domeはびんのふたに置く、乾電池駆動のデバイス。ふた中央にスモークキューブを配置しライターで着火すると、ふたに備えたファンが煙を下へ向かわせ、びん内部に循環させる。

 3〜4分間スモークをかけることで、生ハムなどの食材を簡単に燻製にできるという。

 専用のスモークキューブにはさくらとりんごを用意する予定だが、一般のスモークチップでも代用できる。

Cerevoが量産設計以降を担当

 開発体制としては、商品企画からデザイン、試作設計を同社が行い、以降の量産設計、製造、生産・品質管理をCerevoが行う。

 UPQのAndroidスマートフォン「UPQ Phone A01X」が2017年に焼損事故を起こした件や、同社の4Kディスプレイのスペックに誤表記があった件を受け、品質管理を強化する。

 Cerevoの青木和律社長は、「量産を始める前から潜在的な危険性を洗い出し、品質改善をしていけるのが新体制の大きな改善点だ」と話す。

 UPQの中澤優子代表取締役は、「二度と同じ過ちは繰り返さない」と新体制に自信を見せた。

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