中澤社長自ら接客?UPQ Phone A01、ビックカメラ店頭独占販売SIM通

» 2015年10月27日 06時00分 公開
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 8月6日に「UPQ Phone A01」を含む全17種24製品を起業から2か月で発表したとし、一躍話題となったスタートアップ「UPQ(アップ・キュー)」。今度はビックカメラ150店舗とビックカメラグループでSIMフリー端末「UPQ Phone A01」の独占販売を10月8日からスタートしました。

「ビックロ」に特設展示が

 10月いっぱいは150ある店舗のなかから「ビックロ(東京・新宿)」で二面にわたり特設展示も実施。正面入口入ってユニクロ売り場に進むエスカレーターのすぐそばに位置するここでは、17製品すべてを陳列するだけでなく、全商品も販売するといいます。

 ビックカメラでSIMカードといえば、いち早くBIC SIMカウンターを設けたのは有楽町店。そこでの展開ではなく、あえてビックロを選定した理由として、「ビックロが位置する新宿駅東口方面は若いお客様が多く流行に敏感。UPQ Phone A01は購入しやすい価格で、BIC SIMともマッチしている。さらにこのコーナーはユニクロとビックカメラ両方のお客様が往来する通りでもあることから選ばせていただいた」(ビックロ ビックカメラ新宿東口店 店長・川崎義勝氏)

 先日、技適の問題があったとして全商品を回収中ではありますが、「中澤社長がスピード感を持って対応いただいていたので信頼が薄れることなく進めさせていただいた」とのこと。

UPQ代表・中澤優子氏

 UPQ代表・中澤優子氏も「まさか全商品置いていただけるとは思っていなかった。場所も新宿の一等地」と驚きを隠せないようす。

 一方でこの状況に対し、「こうなると思ってやり始めたわけじゃない。やってみてさらに動くとこうなるんだなと実感している。メーカーとしてのスタンスは変えるつもりがない。増産してしまうとどこでも買えてありふれたものとなる。ここでしか買えないものや触れられないものがあるからこそ出せる価値が店頭にはあると思う」と冷静に分析。

 それが功を奏して生産台数は予想500%超えまで来ているとのこと。当初、3〜6ヶ月かけて売っていくと思っていた数が大幅に更新されており、どこまでがんばりイシューを増やしていくか考えているそう。購入層は幅広く、ガジェット好きのほか、主婦やシニアもいるとか。

今夏流行色だったブルー・バイ・グリーンカラーをベースに商品を展開

 このエリアでの集合展示を終えた後各フロアに商品が分散するといいます。「店頭に立つ時間は作ろうと思っている。お客様から直接反応を得る機会はメーカーだとなかなかないし、お客様も作り手と接する機会がないのは同じだと思う」と現場を大切にしています。

 「女性の社長だからといってピンクという選択をしたくない」という想いから、今夏流行色だったブルー・バイ・グリーンカラーをベースに商品を展開。カラーについてはそうして色を定期的に変えていくといいます。ファッションのようにトレンドに合わせてのカラー展開はありそうでなかった発想。

 SIMフリー端末との距離が一歩近くなったように思えたのは筆者だけではないはず。

(文・SIM通編集部)

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