Twitterの検索機能はGoogleを脅かすか
米Twitterは2月に発表した通り、利益追求の潜在的狙いを込めて、メインページに検索機能を追加した。Twitterが検索市場のどこかでGoogleに対抗するつもりがあるにしてもないにしても、エンタープライズアプリケーションとしてTwitterがどの程度役に立つのかという疑問は依然として残る。
Twitterはサイトに検索機能を組み込むことにより、FacebookやGoogleと直接的な対決姿勢を強めることになる。Twitterは、ユーザーが「tweet」と呼ばれるインスタントメッセージを投稿してほかのユーザーに読んでもらえるオンラインサービス。
Twitterはsearch.twitter.comでしばらく前から検索機能を提供していたが、3月6日から検索窓を表示するユーザーページを増やし始めた。さらに「Trend」メニューも組み込み、現時点で最もネットトラフィックの多いテーマ(例えば映画Watchmenなど)をユーザーがチェックできるようにした。
これにより、検索とソーシャルネットワーキング(SNS)機能の強化を図ってきたFacebookおよびGoogleとの間で競争が激化するのは必至だ。
Twitterはメッセージング・コラボレーション現象としての台頭は速かったが、それに伴い幾つか問題も発生、特にフィッシング詐欺に弱いという懸念が浮上した。2008年1月にはTwitterを使ってiPhoneをエサに口座情報を盗もうとするフィッシング詐欺のニュースが広まった。
Twitter共同創業者のビズ・ストーン氏も、Twitter関連でテキストメッセージにまつわるプライバシー問題がどこかで浮上するかもしれないと警鐘を鳴らしている。
こうした潜在的問題はあっても、検索機能を目立たせるというTwitterの動きは、いずれ売り上げを上げようという同社の計画を示すものかもしれない。
Pund-IT Researchのアナリスト、チャールズ・キンブ氏は取材に応え、「検索機能はネット広告販売のチャンスをもたらしてくれる。まず注目を集め、サイトが注目されたら、その関係を活用して収益を増やすという考え方は何年も前からあった」と指摘した。
多くの企業がTwitterを、時に顧客と結び付く手段として使い始めているが、企業にとっての同サービスの価値はまだ未知数だ。
「組織内の特定の人々にとって役立つだろうとは考えられるが、そのために1日のうちの時間を取られかねない。これはまだ確立されたメリットにはなっていない」とキング氏は話している。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
2
マンガ数冊「105万円でSOLD」物議、メルカリ“マネロン疑惑”を否定「その価格で売れていない」……ならばなぜ?
-
3
録画した番組を「Googleドライブ」「OneDrive」に保存 パナソニック新型「DIGA」で
-
4
Grok、Aniと“お別れ” 3Dコンパニオン機能が終了 キャラは開発スタジオの新アプリ「Animates」で継続へ
-
5
Appleの「iPhone Duo」は、折りたたみスマホの未来を開くのか、閉じるのか
-
6
「悪用されそう」─―メルカリ「限定公開」機能、SNSで物議 同社に対策を聞いた
-
7
「AIで効率化しても仕事が増えるだけ」──月○時間浮かせても報告しない社員たち 広がる“AI版静かな退職”
-
8
楽天モバイル、「ID未連携ユーザーの自動解約」を撤回 2週間で方針転換
-
9
iPhone 18 Pro/Pro Maxは静かな滑り出し 予約開始3日目で「発売日受け取り可能」なモデルも
-
10
トランプ政権のサックス氏、AI「ペース調整」論に苦言 「規制がなければできないふりをやめろ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR