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Samsung、独自モバイルプラットフォーム「bada」を発表

» 2009年11月12日 07時00分 公開
[ITmedia]

 Samsung Electronicsは11月10日、独自のオープンな携帯電話プラットフォーム「Samsung bada」を12月に立ち上げると発表した。AndroidやiPhone OS、SymbianなどのモバイルOSと競合することになる。

 同社は2010年前半にbadaを搭載した最初の端末を投入し、アプリストア「Samsung Application Store」でbada端末向けアプリの販売を開始する。また12月に、外部の開発者がbada端末向けのアプリを開発できるSDKをリリースする予定だ。

 同社はbadaの目的として、今はスマートフォンでしか手に入らないリッチなアプリ体験を、すべての携帯電話ユーザーにもたらすためとしている。badaは開発者にとって使いやすく、特にWebサービスと連係するアプリの開発がしやすいと同社は述べている。badaは携帯キャリアにとっても統合が容易で、サービスを差別化しやすいとしている。

 badaは韓国語で「海」を意味する言葉。新たなプラットフォームから多様なアプリが無限に生まれる可能性を表すためこの名称を選んだという。

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