ITmedia NEWS > 速報 >

Google、検索結果をよりパーソナライズ――Social Searchを融合

» 2011年02月18日 08時09分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは2月17日(現地時間)、検索結果にユーザーのソーシャルコミュニティーの情報を反映させる「Social Search」を強化し、検索結果に融合させたと発表した。例えば、あるURLについて友人がTwitterでコメントしていれば、そのURLは検索結果の上位に表示される。

 Social Searchは2010年1月にβ公開されたサービスで、英語版Googleでの英語での検索でのみ有効だ。Googleアカウントでログインして検索すると、そのアカウントに関連付けられたコミュニティー内の友人によるコンテンツが検索結果として表示される。これまでは、一般の検索結果とは別に、検索結果ページの下部にまとめて表示されていた。

 今回のアップデートでの強化点は3つ。まず、Social Searchでの検索結果が、一般の検索結果と一緒に表示されるようになった。それらの検索結果には「○○さん(ユーザーの友人)がこのURLを共有しています」と表示される。例えばキリマンジャロ登山について検索した結果の中に登山に詳しい友人が共有しているURLが表示されれば、ユーザーはこの情報を信用できるだろうとGoogleは説明する。

 social search 1 3つ目の検索結果がSocial Searchの結果

 2つ目は、これまで友人自身の投稿のみを検索結果に反映させていたが、友人がTwitterなどでコメントしたURLもSocial Searchの結果に含めた。例えば複数のニュースメディアが同じ事件について記事を掲載している場合、友人がツイートしている記事が検索結果の上位に表示されることになる。

 3つ目として、反映させたいコミュニティーの設定の自由度を上げた。Social Searchに反映させるコミュニティーはGoogleプロフィールに登録しているTwitterやFriendFeedのアカウントに関連するものだが、関連させるためにはGoogleプロフィールで自分のそうしたアカウントを公開する必要があった。今回のアップデートで、Google Accountで各アカウントを非公開に設定できるようになった。また、Googleがアカウント名などからユーザーのものと推測したアカウントが候補として表示されるようになった。

 social search 2

 Googleは、ユーザーに可能な限り関連性の高い検索結果を提供するためにこのアップデートを行ったとしている。現在Social Searchに関連付けられるコミュニティーはGmailの連絡先リスト、Twitter、FriendFeed、Google Reader、Google Buzz、Picasa、Flickr、YouTube、Yelp、LinkedInなど。Facebookは含まれていない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.