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Microsoft、「Office for Mac 2011 SP1」リリースへ Appleに同期機能で苦言

» 2011年04月07日 07時44分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは4月6日(現地時間)、米AppleのMac向けオフィススイートの最新版「Office for Mac 2011 Service Pack(SP)1」を来週リリースすると発表した。

 新版では、安定性、セキュリティ、パフォーマンスを向上させ、主にOutlook関連の新機能を多数追加したという。

 ユーザーから要望の多かったOutlookカレンダーとAppleの同期サービス「Sync Services」との同期も可能にした。ユーザーは、Sync Servicesに対応するMac、iPhone、iPadでOutlookのカレンダー、連絡先、ノート、タスクを同期できる。

 ただし、最新版のMobileMeカレンダーはSync Servicesとの同期機能をサポートしていないので、OutlookのカレンダーもMobileMeのカレンダーとは同期できない見込みだ。Appleは5月5日にSync Servecesに対応しない新しいカレンダーサービスに移行する。その後はiTunesやケーブル経由ではiPhoneやiPadのカレンダーとOutlookのカレンダーを同期できるが、これらの端末のカレンダーをMobileMe経由で同期しているユーザーは、Outlookとの同期ができなくなる。Microsoftは「Appleのこの変更がユーザーに大きな影響を与えないといいが」と公式ブログに書いている。

 カレンダー同期機能の他には、Exchangeベースのサーバ側ルールのサポート、メッセージを簡単にリダイレクトできるOutlook Redirectボタン、メッセージを再送するOutlook Resendボタンが追加される。Excelでは、分析機能の「Solver」をサポートする。

変更履歴:MobileMeカレンダーに関する記述が不正確だったため、訂正いたしました。[2011/4/7 13:00]

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