広報女子 meets ミスキャンパス
【第4回】ラクロス部マネの相談に乗る美人事
IT企業の女性広報と女子大学生が対談する連載企画。第4回は、アイスタイルで社内広報などを担当する大和田草子さんと、一橋大学の阿部悠希さんが、就職活動などをテーマに話し合った。
ラクロス部で広報活動
大和田さんは2005年に新卒でアイスタイルに入社。@cosme store開店準備などの新規事業に携わった後、人事を担当。昨年からはコーポレートストーリー室の室長として、会社のコミュニケーション企画やブランディングなどに携わっている。人事部時代には毎年2000人もの学生に会っていたほどで、“美人事”としても知られていた。美人事とは、企業人事担当者をカテゴライズした際に、 名前や社名よりも覚えてもらえるようキャッチーな表現にした大和田さんオリジナルの造語だそうである。
阿部さんは一橋大学 法学部の2年生。2011年の「ミス一橋コンテスト」では、見事優勝に輝いた。また、男子ラクロス部のマネージャーとして奮闘する日々を送っている。
ラクロス部は部員が約100人、マネージャーが約20人の大所帯。2009年には学生日本一になったほどの強豪である。「部活は規則が厳しく制約もたくさんあるけれど、毎日自分たちが取り組んでいることが勝利という目標のためにやっているのだという自信があるから続けていけます」と阿部さんは話す。
マネージャーの仕事は多岐に渡るが、その中で重要な役割の1つが「広報活動」だという。
「ラクロス部をスポンサードしてくれるお店に試合の告知ポスターを貼らせてもらったり、部のブログに掲載する写真を撮ったりしています。例えば、ポスターを見て試合にお客さんが集まってくれたり、大事な試合には休業してまで応援しに来てくれるお店の方々もいるのでやりがいがあります」(阿部さん)
広報の仕事の中で、阿部さんは集客を担当している。試合に多くの人たちを呼んで、ベンチを盛り上げる役目だ。集客ためのフライヤーを制作する際に、どうすれば興味を持ってもらえるか、どうやったら試合に足を運んでもらえるかというアイデアを出すのに毎回苦労しているという。「漠然としたイメージしかありませんが、企業広報も人々の関心をひきつけるために、視点を変えてさまざまなアイデアを出すような仕事なのかな」と阿部さんは考える。
何がしたいかを日々考える
阿部さんは将来、海外を舞台に働きたいという思いがある。例えば、国際連合や国際協力に関する仕事だ。ただし、実はこれまで海外に一度も行ったことがないのだという。「日本で生まれ育ち、海外旅行もしたことがないので、海外のことは分かりません。部活が厳しく休むことはできないので、引退するまで海外旅行はできないと思います」と阿部さん。
そのように海外とつながりがあるわけでもないのに、なぜ海外に興味があるのか。阿部さんが海外を意識するようになったのは、中学生のころに通っていた塾のある授業で、「世界中が平等になればいいか否か」というテーマについて考えたことがきっかけだったという。
ただし、実際の就職活動やキャリア形成のイメージはまだつかず、学生のうちに何をしておくべきか分からないのだという。それに対して、大和田さんは「何をやりたいかが重要で、それを日々考えているだけでも意味があります」とアドバイスする。
「日本は偏差値意識が強いので、就職活動においても、多くの学生はその延長線上で企業を選びがちです。けれども、やりたいことが決まっている人にとっては、企業規模やブランドは関係ありません。私自身も『賭けだな』と思ってITベンチャーのアイスタイルに飛び込んだけど、結果的に良かったし、後悔はまったくありません。迷いながらも進んで、結果として成功すれば、それは成功だと思います」(大和田さん)
新たな経験を歓迎する
では、大和田さんは、なぜ就職先にアイスタイルを選んだのか。
「元々、化粧品のマーケティングには興味があり、その世界にもぐり込みたいという気持ちはありました。それが化粧品メーカーなのか、広告代理店なのか、素材メーカーなのかなというイメージは漠然とありました。ただ、『@cosme』のことは知らなくて、就職活動のときにほかの学生から教えてもらい説明会を受けに行きました。そこで目にしたアイスタイルのビジョンが、自分自身が今後やっていきたいなと思っていた仕事にマッチしていたのです」(大和田さん)
加えて、ベンチャー企業であれば、自分の裁量で仕事ができる機会が多いのではという考えもあったという。
「前向きな性格なので、新しい経験ができることは断らないようにしてきました。今の部署が入社してから3つ目で、毎回転職しているかのように仕事がダイナミックに変化しています。現在担当するコーポレートストーリー室は、誰も会社でやっていないことを引き受けるような部署です。これが正解というものがないので、自分の興味と工夫次第でいかようにもうまくやることができるのです」と大和田さんは強調した。
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