MW2500Hのベンチマークテスト結果は、以下のとおりだ。
光学ドライブは、BTOでDVD±R/±RWまたはDVD+R/RWが選択できる。レビュー機には、プレクスターのDVD±R/±RWドライブ「PX-708A」が搭載されていた。DVD+Rへの8倍速書き込みとDVD+RWの4倍速書き換えに対応したドライブである。スペックは以下のとおりで、バッファアンダーランエラーに対応する。ライティングソフトには「B's Recorder GOLD」と「B's CLiP」が付属する。
DVD-ROM | 12倍速読み出し |
DVD+R | 8倍速書き込み |
DVD+RW | 4倍速書き換え |
DVD-R | 4倍速書き込み |
DVD-RW | 2倍速書き換え |
CD-ROM | 40倍速読み出し |
CD-R | 40倍速書き込み |
CD-RW | 24倍速書き換え |
MW2500Hのインタフェースと拡張性についても触れておこう。
本体前面右の開閉式パネル内には、CardBus対応PCカードType IIスロット、SDメモリーカード/マルチメディアカード/メモリースティック/スマートメディアの4種類に対応したメモリカードリーダ、ヘッドフォン、マイク入力、IEEE1394、USB 2.0×2が配置されている。
一方背面には、ライン出力×2、ライン入力、S-Video出力、コンポジットビデオ出力、PS/2×2、USB 2.0×2、10BASE-T/100BASE-TX LAN、VGA、DVI-D、光デジタル/オーディオ出力(S/P DIF)、IEEE1394、パラレル、シリアルを装備する。また、2枚のTVチューナーカードにはそれぞれ、アンテナ入力/出力、オーディオ入力(左/右)、S-Video入力を各1ポート備えている。
メモリスロットは2基あるが、256Mバイトのメモリモジュールが2枚挿着されているので空きスロットはない。また、2基あるPCIカードスロットも、2枚のTVチューナーカードが挿着されているので空きはない。ドライブに関しては、3.5インチのシャドウベイが1個空いているので、3.5インチHDDを1台増設可能だ。注文する際にBTOで2台目のHDDを選択することもできる。
このように拡張性はほとんどないが、TV視聴・録画用PCとして利用するのであれば、必要にして十分だろう。
付属のキーボードは、PageUp/PageDown/Home/Endの各キーをカーソルキー+Fnキーに置き換えた省スペースタイプだ。キータッチは付属キーボードとしては標準的である。キーボードにはオーディオを操作したりソフトを起動するワンタッチキーが搭載されている。初心者にはありがたい仕様だ。付属のマウスは、スクロール機能付きの光学式3ボタンマウスである。
MW2500Hは、高機能なTVパソコンを探しているユーザーにとっては注目の製品だろう。シングルTVチューナーのTVパソコンだと裏番組を見ることができず、結局はTVをつけてしまうという何とも歯がゆい思いをしている人も少なくないはずだからだ。
MW2500Hは基本スペックも高く、最新の3Dゲームをプレイする必要がなければ、ほとんどの用途をこなすことができるだろう。BTOでCPUやメモリ、HDDをカスタマイズしてより高スペックなマシンにすることも可能なので、懐具合と相談しながら満足のいく一台に仕上げてはいかがだろうか。
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