日立製作所、Prius Deckなどデスクトップの春モデルラインアップを発表

» 2004年01月15日 13時50分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は日立製作所は1月15日、デスクトップPCの「Prius Deck」、「Prius Air」の春モデルラインアップを発表した。液晶ディスプレイがリニューアルされているモデルを多く用意しているのが特徴だ。

フラグシップモデルとなる20V型ワイド液晶採用の「Prius Deck 770H20TVH2」

 液晶TV「Wooo」とのコラボレーションモデルとして話題になったWindows XP Media Center Edition 2004搭載モデルも、「Prius Deck 770H20TVH2」へと型番が変更されて発売される。CPUがPentium 4/3.20GHzにパワーアップし、DVDスーパーマルチドライブを搭載した以外のスペックは前モデルと変わらない。TVチューナー内蔵の20V型ワイド液晶ディスプレイが付属するほか、グラフィックスチップも同様にGeForce FX Go5200となる。1月24日発売で、実売予想価格は42万円前後。

Prius Deck 770H20TVH2

 このほかのPrius Deck 770Hシリーズとしては、TVチューナー内蔵の17V型ワイド液晶ディスプレイを採用している「Prius Deck 770H17TVH3」や、新しい「17インチワイドスーパーピュアカラー液晶ディスプレイ」を搭載する「Prius Deck 770H17WVH3」「Prius Deck 770H17WVP3」が用意されている。

 17インチワイドスーパーピュアカラー液晶ディスプレイは17.1インチの画面サイズを持ち、前モデルの16.7インチとくらべて大きな画面でPCを利用できるようになった。このほか応答速度が20ms+20msから10ms+15msへと変更されたため、よりシャープな映像を楽しめるとのこと。

Prius Deck 770H17TVH3。実売予想価格は33万円前後
Prius Deck 770H17WVH3。実売予想価格は28万円前後
Prius Deck 770H17WVP3。実売予想価格は24万円前後

 なお光学ドライブは、770H17WVP3を除いてDVDスーパーマルチドライブが搭載され、あらゆるDVDメディアの読み書きが可能。770H17WVP3はDVD Multiドライブとなる。

 また、全モデルにハードウェアMPEG2エンコーダ機能を搭載するるが、770H17TVH3と770H17WVH3では3次元Y/C分離回路およびゴーストリデューサーも搭載されるので、高画質でTVを視聴・録画できる。また、この2つのモデルでは、通常録画/予約録画でDVD+RWへの直接録画をサポートする。

 発売日は770H17WVH3が1月29日、770H17TVH3および770H17WVP3は1月24日。

新17インチワイド液晶ディスプレイを搭載する「Prius Air」シリーズ

 エントリー向けのTVパソコン「Prius Air」シリーズのラインアップは3モデル。新しい「17インチピュアカラー液晶ディスプレイ」を搭載する「Prius Air 630H17SVC3」「Prius Air 610H17SVC3」と、Prius Deck 770H17WVH3などと同じ17インチワイドスーパーピュアカラー液晶を採用する「Prius Air630H17WVC3」となる。

Prius Air 630H17WVC3。実売予想価格は21万円前後
Prius Air 630H17SVC3。実売予想価格は19万円前後
Prius Air 610H17SVC3。実売予想価格は17万円前後

 17インチピュアカラー液晶ディスプレイは、SXGA(1280×1024ピクセル)の解像度を持ち、コントラスト比450:1、輝度が最大300cd/平方メートルとなり、従来の液晶よりもより鮮やかで明るい、という特徴を持つ。なお、全てのモデルにDVD Multiドライブが採用されているほか、610H17SVC3以外のモデルにはハードウェアMPEG2エンコーダを搭載する。

 発売日は、630H17WVC3が1月29日。630H17SVC3および610H17SVC3は1月24日。

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