オリンパスは2月16日、有効800万画素のハイエンド向けデジタルカメラ「CAMEDIA C-8080 Wide Zoom」を3月中旬に発売すると発表した。オープン価格で、実売予想価格は13万円前後。
C-8080は、昨年10月に発表した「C-5060」の上位機種(C-5060は併売される)で、各社最上位機種のトレンド“8メガピクセル化”を図った同社のコンパクトフラッグシップモデル。2/3インチ有効800万画素CCD(原色フィルター)を搭載する。
35ミリ判換算で28〜140ミリ相当の光学5倍ズームレンズを搭載。EDレンズ3枚を含む13群15枚(非球面2枚)の多枚レンズ構成で、開放絞り値はF2.4-F3.5と明るいレンズに仕上げている。28ミリからの光学5倍ズームは、他社8メガ機がいずれも7〜8倍ズームを搭載しているのと比較するとスペック面ではやや劣るが、その分ボディは124(幅)×84.5(高さ)×99(奥行き)ミリとコンパクトサイズになっている。重さは660グラム(本体のみ)。
新開発の画像処理エンジン「TtruePic TURBO(トゥルーピックターボ)」を搭載。ガンマ処理プロセスを成分信号ごとに適性処理して忠実な色再現を行う「プロパーカラーガンマテクノロジーII」、ノイズ成分のみを低減する「アドバンストノイズフィルターテクノロジーII」、解像感を高めるフィルタリング技術「アドバンストSFフィルターテクノロジー」の3つの技術で画質を向上させ、エンジン内部の高度なインテグレーションと画像処理の無駄なプロセス排除によって処理スピードを大幅に高めた。
EVF(電子ビューファインダー)は24万画素と高精細で、応答速度も6fps/50msの高性能タイプを装備。C-5060は上下左右に回転するマルチアングル液晶を採用していたが、C-8080は縦方向にのみチルトする1.8インチ(13.4万画素)のサンシャインLCD(半透過型液晶)を搭載した。
起動時間約0.7秒、レリースタイムラグ約55ミリ秒、シャッタータイムラグ約0.3秒、AF合焦速度約0.3秒の高速レスポンス。xDピクチャーカードとコンパクトフラッシュ(TYPE-II、マイクロドライブ対応)のデュアルスロットを備える。USB2.0/PictBridgeに対応。
主な仕様は以下の通り。
製品名 | CAMEDIA C-8080 Wide Zoom |
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撮影素子 | 2/3インチ有効800万画素CCD(原色フィルター) |
記録画素数 | 静止画:3264×2448/3264×2176/2592×1944/2288×1712/2048×1536/1600×1200/1280×960/1024×768/640×480ピクセル |
動画:640×480/320×240/160×120ピクセル(15fps) | |
記録形式 | 静止画:JPEG(DCF、DPOF、Exif2.2準拠)/TIFF/RAW、動画:QuickTime |
レンズ | 7.1〜35.6ミリ(35ミリカメラ換算で28〜140ミリ)、F2.4-3.5 |
撮影距離 | 80センチ〜∞(マクロ時:20〜80センチ、スーパーマクロ時:最短5センチ) |
電子ズーム | 最大3倍 |
感度設定 | AUTO、ISO 50/100/200/400相当 |
ファインダー | EVF(約24万画素) |
液晶ディスプレイ | 1.8型サンシャインLCD(半透過型液晶、13.4万画素) |
記録メディア | xDピクチャーカード、コンパクトフラッシュ(マイクロドライブ対応) |
電源 | 専用リチウムイオン充電池 |
サイズ | 124(幅)×84.5(高さ)×99(奥行き)ミリ |
重量 | 660グラム(本体のみ) |
価格 | オープン(実売予想価格:13万円前後) |
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