ソニー、無線LANで映像を伝送できるデータプロジェクター

» 2004年02月16日 18時46分 公開
[ITmedia]

 ソニーマーケティングは、PCの映像を無線LAN経由で受信して投影できるデータプロジェクター「VPL-CX85」を4月5日に発売する。59万8000円。

 ワイヤレス投影機能「Air Shot」を装備した。付属ソフト「Projector Station for Air Shot」をインストールしたPCに、同梱の「USBワイヤレスLANモジュール」を装着すると、PCがプロジェクターを自動的に認識、無線LAN(IEEE 802.11b)で映像を送信する。1台のPCの画像を5台までのプロジェクターに転送可能だ。既存のアクセスポイント経由でLANに接続すれば、LAN上のPCからも本体電源のオン/オフなどの操作ができる。

 新開発の「マイクロレンズ付き高開口率LCDパネル」を採用し、輝度を3000ANSIルーメンに高めた。パネルサイズは0.79インチ、表示解像度は最大1400×1050ピクセル。

 1.2倍のズームレンズを搭載した。2.4メートルの距離から80インチ画面に投影できる。リモコンや本体のボタン操作で電動ズーム、電動フォーカスが可能だ。

 電源をオンにするとレンズプロテクターが自動で開き、アジャスターが作動して前回使用したポジションに自動調節、台形歪みも補正してくれる「インテリジェントオートセットアップ機能」を備えた。電源オフ後も冷却ファンが一定時間作動するため、使用後すぐに電源ケーブルを抜いて持ち運べる。

 駆動音は約28デシベル。入力端子はコンポジット、Sビデオ、コンポーネント、アナログRGB(D-Sub15ピン)など。メモリースティックスロットを備え、PCなしでも利用できる。

 328(幅)×92.6(高さ)×283.8(奥行き)ミリで、重さは約3.8キロ。

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