家庭向けのネットワークカメラを手掛けるメーカーは数多く存在するが、ラインアップの中にドアベルが存在しているブランドとなると、選択肢は限られる。有名なのはGoogleの「Nest」、またAmazon傘下の「Ring」が挙げられるが、この2社に続く存在といえる老舗が、ネットギア傘下のArlo Technologiesが展開するホームネットワークブランド「Arlo」(アーロ)だ。
今回紹介するのは、そんなArloから新たに登場した、第2世代のネットワークカメラ製品のうち、屋内用の有線カメラ「Essential屋内用カメラ(第2世代)」だ。コンセプトがほぼ同じAmazon Ringの屋内カメラ「Ring Indoor Cam(第2世代)」と比較しつつ、その特徴を紹介する。
本製品は屋内利用をターゲットにした、ごく一般的なネットワークカメラだ。屋外で使わないため防じん/防水には非対応で、電源供給もバッテリーではなくUSBケーブルを用いて行うシンプルな設計となっている。
外見はいかにもネットワークカメラらしい形状で、Ringの屋内カメラと同じく、据え置きに加え壁面への取り付けにも対応している。室内を見下ろすようなアングルでの設置も可能だ。ただし壁面取り付けはネジ止めになるので、設置先が賃貸物件である場合は注意したい。
パッケージにはカメラ本体とスタンド、壁面取り付け用のネジ類一式が付属している。ケーブルは本体直結なため、断線した場合などは手持ちのケーブルに取り替えて使うことはできず、本体ごと修理に出す必要がある。
専用アプリを用いたセットアップの手順は、この種のネットワークカメラとしては一般的な項目ばかりで、特に迷うところはない。同社のホームネットワーク製品は種類が多いため、モデル名を特定する時点で多少手間取るが、後は一般的なフローで、アップデートを含めても10分もかからず完了する。
なお、こうしたネットワークカメラならではのアクティビティーゾーンなどの設定は、セットアップが一通り完了した後に行う。とにかく早く使ってみたい場合には適した仕様だが、そのままでは実力を発揮できないので、事後に忘れないようにこれらの設定を行う必要がある。
カメラの設置方法を選ぶと、それぞれに合ったガイダンスが表示される(左)。カメラがアクティブになればセットアップが完了だ(中央)。有料プランの「Arlo Secure」の有効化を行った後に利用開始となる(右)
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