Amazon傘下のRingから、ドアベルの新モデル「Ring Battery Doorbell Plus」が登場した。従来モデルにあたる「Ring Video Doorbell 4」とはほぼそっくりの外観だが、どこが進化したのだろうか。メーカーから借用した実機を用いてチェックしていく。
今回のRing Battery Doorbell Plusは、ボディーデザインが従来モデルとほぼ同一で、サイズは約6.2(横)×12.8(奥行き)×2.8(厚さ)cmと全く同じだ。着脱可能な内蔵バッテリーも、従来と同じくRingシリーズの汎用(はんよう)タイプを採用している。
付属の取り付け用オプション類も、ホームページ上の呼び名が変わっていたり、パッケージ形態が変わっていたりする場合もあるが、見る限りは同一のようだ。
では、本製品と従来モデルの違いは何だろうか。真っ先に挙げられるのが、カメラの視野角だ。本製品は上下方向のカメラの視野角が、従来の「水平160度/垂直84度」から「水平150度/垂直150度」へと、垂直方向が大きく広がったことが最大の特徴になる。
一般的なカメラは、視野は横に広く、縦は狭い。向きを自由に変えられる監視カメラならば、角度を調整することで縦方向の視野角の狭さをカバーできるが、ドアベルは正面向きで完全固定されているので、この手は使えない。結果的に足元、さらに真上は見えづらいといったことがよく起こる。
本製品は、この垂直方向の視野角を150度という、水平方向と大差のないレベルまで広げたことで、足元までを余裕を持って見られるようになった。これにより、ドアベルの真下に置き配の荷物が置かれた場合でも、問題なく確認できるようになった。カメラの死角から置き配の荷物をこっそり盗もうとしても、カメラにばっちり写ってしまうというわけだ。
それでは、設置してみよう。
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