スマートドアホン「Ring Video Doorbell 4」とともに発表されたのが、同じRingブランドの「Ring Chime Pro(チャイムプロ)」だ。
市販のTVドアホンは、屋外に取り付けるドアベルと、屋内に設置する本体に当たるユニットがセットになっている。このユニットにはモニター/スピーカー/マイクが搭載されており、ドアベルを鳴らした人の姿と声をモニターとスピーカーで確認しつつ、マイクで応対するというのが基本スタイルだ。
前回紹介したスマートドアベル「Ring Video Doorbell 4」の場合、スマートフォンないしはスマートディスプレイがこのユニットに相当するが、スマホだと家族が持ち出していて応対できない場合もあるだろうし、音を絞っていたり、マナーモードにしていたり、はたまた自宅が広いせいで、通知音が聞こえない場合もあるだろう。
つまり、屋内で音を鳴らすための専用装置は絶対に必要であり、そのための製品が、このRing Chime Proということになる。本製品はさらにWi-Fi中継機としての機能も備えているため、玄関先に電波が届きづらい場合の助けにもなる。どのように使う製品なのかを見ていこう。
価格は税込みで5980円となっている。
Amazonの「Ring Chime Pro」。デザインはいわゆるWi-Fi中継器によく似ているが、それだけにとどまらない複数の機能を備えている。ボディーサイズは実測で約69(幅)×104(奥行き)×28(厚さ)mm、重量は約182.5gだ本体のサイズ感はスマホのそれに近く、厚みはそこそこあり、背面にはコンセントに差し込むためのプラグが用意されている。見た目はモバイルデバイスのようだが、プラグを折りたためない構造からも分かるように、屋内での据え置き利用を前提とした設計だ。
コンセントに差し込むと、スマホのRingアプリから検出可能になるので、あとは手順に沿ってセットアップを行う。設置場所は壁面のコンセントになるが、なるべく玄関に近いことが望ましい。理由は後述する。
本製品はRing Video Doorbell 4などのRing製品とセットで使うため、導入の時点でユーザーのスマホにはRingアプリがインストール済みと考えられる。それゆえ本製品のためだけに新たにアプリをインストールしたり、アカウントを作成したりする手間はかからない。
実際のセットアップ手順も、既に設定済みのこれらの製品を、本製品にひもづけ直すプロセスが多くを占める。以下のスクリーンショットで確認してほしい。
同じRingアプリで管理しているデバイスが表示されるので、どのデバイスで検知されたモーションに対してアラートを鳴らすかを設定する(左)。電波の弱いデバイスを選び、本製品経由での接続に切り替える(中央)。今回はドアベル「Ring Video Doorbell 4」を本製品にひもづけ直した(右)設定が済んだら、各機能をチェックしよう。
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