HP、AMDへの傾倒を示す「Pavilion」新モデル

» 2004年04月02日 08時18分 公開
[IDG Japan]
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 米Hewlett-Packard(HP)がこのほど発売したデスクトップPC「Pavilion」の新シリーズは、デスクトップPCで同社がAMDプロセッサへの関心を高めていることを裏付けるものだ。

 Pavilionの新シリーズ「a500」では9モデル中7モデルでAMDのプロセッサを採用。HPshopping.comのサイトに3月31日、「a550e」「a550y」「a530e」「a510e」「a500y」に関する一部情報が掲載され、4月1日までには詳しい仕様が公開された。HP広報担当者もこのPCが販売中であることを認めている。

 HPshopping.comによると、a550eとa530eはAthlon 64、a510eはAthlon XPを搭載している。同サイトで販売しているPavilion 500シリーズのほかの新モデルはIntelのPentium 4とCeleron搭載。

 また、ARSの業界アナリスト、トニ・デュボワーズ氏によれば、このほかにもAMDプロセッサを搭載したa500シリーズの4モデルが、Fry's Electronicsが運営するOutpost.comのサイトで販売中だ。

 HPはデスクトップPCでAMDプロセッサを採用しているメーカーとしては最大手。Dellはこれまでのところ、AMDの採用に踏み切っていない。今回の新モデルは、AMDプロセッサを搭載したHP a500nシリーズ4モデルの発売と合わせ、デスクトップPCのPavilionで同社がAMDに傾きつつあることを示すものだとデュボワーズ氏は指摘している。

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