Adobe、NABで一連のビデオ作成支援ソフト新版発表

» 2004年04月20日 08時40分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは4月19日、プロフェッショナル向けビデオ作成支援ソフトパッケージの新版「Adobe Video Collection 2.5」を発表した。これには、「Adobe Premiere Pro 1.5」「Adobe After Effects 6.5」「Adobe Audition 1.5」「Adobe Encore DVD 1.5」という、同社デジタルビデオ製品群の新バージョンが含まれる。同社はラスベガスで開催の放送機器展NABで、新製品の紹介を行っている。

 ビデオ編集ソフト新版のAdobe Premiere Pro 1.5は、DVからハイビジョン(HD)ビデオまでの全ポストプロダクションプロセスに対応した新ツールを搭載、EDL(Edit Decision Lists)やAAF(Advanced Authoring Format)などの業界標準の読み書きをサポートしている。Windows XP版が北米で6月末までに出荷の予定。価格は699ドル。

 モーショングラフィックス/ビジュアルエフェクトソフト新版のAdobe After Effects 6.5には、レイヤープロパティの組み合わせを保存してほかのレイヤーに簡単に適用できる「Animation Presets」や、高度なCloneツールを追加した。Windows 2000、 Windows XP、Mac OS X対応版が6月末までに出荷の予定。価格はスタンダード版が699ドル、プロフェッショナル版が999ドル。

 オーディオ編集/ミキシング/マスタリング用ソフト新版のAdobe Audition 1.5ではオーディオ機能とビデオサポートを強化、Windows 2000、Windows XP対応版が6月末までに出荷の予定。価格は299ドル。

 DVDオーサリングソフト新版のAdobe Encore DVD 1.5では「Library Palette」や「Styles Palette」が加わり、Windows XP版が北米で6月末までに出荷の予定。価格は549ドル。

 これらの製品をパッケージングしたAdobe Video Collectionは、スタンダード版が999ドル、プロフェッショナル版が1499ドルで6月末までに登場する。

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